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夫が片づけない原因を探る
夫が片づけをしないことに困っている場合、まずはその原因を考えてみましょう。考えられる原因としては、以下の理由があるのではないでしょうか。
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1. 自分は片づけをする必要がないと思っている
2. 片づけ方法が分かっていない
3. 片づける時間がない
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原因が見えてくると、解決の糸口が出てきます。
■ 1. 自分は片づけをする必要がないと思っている
「片づけをする必要がない」と思っている夫には、考えを改めてもらう必要がありますね。まずは、家族の一員として、片づけをしてほしいことを伝えなければいけません。
これまでの夫の人生観では、「片づけは他の人にやってもらうこと」になっている可能性があります。この場合、お互いの価値観をすり合わせる必要があります。夫婦の関係性によって、話し方は千差万別。パートナーの性格をよくご存じの妻に、伝え方はお任せするとして、伝える内容としては、
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・夫にも片づけをしてほしいこと
・妻(家族)が困っていること
・家族の協力が欠かせないこと
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などを伝えていただきたいと思います。散らかし放題の夫でも、しっかり話せば、少し行動を改めてくれるのではないかと思います。
■ 2. 片づけ方が分かっていないと感じる
片づけ方が分かっていないと感じる場合は、片づけやすい環境を整えることが解決への糸口です。手軽な片づけから始めます。食べたものを片づけないことがお悩み原因である場合、
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・ゴミ箱を夫のイスの近く、または卓上に置く
・ゴミの分別はシンプルに。場合によっては分別を求めない
・キッチンに、お皿を下げるスペースを常に空けておく
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といった対策をします。そして、面倒でも、「ゴミを捨ててくれて助かる」「お皿を下げてくれて助かる」と伝えてあげてください。大人だって、ちょっとしたことでも褒められるとうれしいものです。
■ 3. 片づける時間がない
多忙な夫の場合、忙しくて片づける時間がないという発言もあるでしょう。しかし、忙しいのはみんな同じです。片づけといっても、
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・脱いだ衣類を洗濯カゴに入れる
・コートをハンガーに掛ける
・食べた皿を運ぶ
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こんな片づけなら、数秒でできます。「忙しいからできない」ではなく、「片づける気持ちがない」からできない、という厳しい事実を知ってもらいましょう。角がたたぬようにマイルドに伝えたいですね。
夫を待たずに現状を変える
夫に変わってもらうための工夫ポイントをお伝えしてきましたが、まったく効果がないこともあると思います。逆に負担をかけてしまい、家の中がギスギスしてしまう、という事態も考えられます。そんな時は、夫を変えようとあれこれ試すより、すぐに片づけられる状態に家を保つほうが、効率が良いこともあります。
夫が多少散らかしても、サッと片づけてしまえば、元通り。スッキリきれいがキープできれば、妻のつらい気持ちは和らぐかもしれません。そのためには、夫の散らかしが目立つような室内がよいでしょう。
注目ポイントとしては、テーブルの上と床です。ダイニングテーブルやリビングのテーブルの上は基本的にモノを置かない。使う時だけモノがあり、使い終わればすべてを片づけるようにします。
床にもモノを置かないようにします。置くとしても仮置きのみ。できるだけ早急に片づけます。いつもキレイな状態であれば、夫の散らかしもすぐに片づけられます。
片づけのために夫婦で同じ方向を向く
家族での暮らしには、互いの協力が不可欠です。だれか1人だけが頑張るのはつらいし、不公平です。妻と夫、お互いが片づけのために少しでも行動できれば、気持ちよく暮らしていくことができると思います。
そのためにも、よい話し合いや伝え方ができるといいですね。
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表