蓮舫氏都知事選出馬会見に報道陣120人殺到 小池百合子氏の学歴詐称疑惑報道に「経歴には注目しています」

立憲民主党の蓮舫参院議員(56)が27日、都内の党本部で会見し、東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に無所属で出馬することを正式に表明した。

29日開会の都議会定例会での出馬表明を調整している小池百合子都知事(71)に、注目度で〝先手〟を打った。約120人の報道陣が集まった会見場。蓮舫氏は「私、蓮舫はこの夏予定されている東京都知事選に立候補いたします。裏金議員、政治とカネの自民党。この自民党政治の延命に手を貸す、小池都政をリセットする。その先頭に立つのが私の使命と感じています」と述べた。

蓮舫氏は、3選を目指す小池氏について「8年前、自民党の国会議員でありながら『都議会自民党伏魔殿』とか『都庁のブラックボックスを壊すと言って都知事選に立候補した時はまぶしくて格好良かった」としながらも「この8年間の彼女の功績、実績はどうでしょうか?7つのゼロ公約はどこにいったのでしょうか。介護離職、残業、電柱、満員電車…どれもゼロにはなっていない。この8年間の、ご自身が口にした公約についての説明を、私は聞いてみたい」と批判した。

蓮舫氏は「(小池氏は)自民党と一緒に行動していることを何と説明するのか。私は一貫している。裏金議員、政治とカネの自民党は絶対に許しません。反自民党政治、非小池都政。都知事選にこの姿勢で臨みたい」と迫った。

記者団から、小池氏の学歴詐称疑惑報道について問われた蓮舫氏は、元側近が小池氏のカイロ大学を卒業したとする学歴詐称に加担したと主張した「文芸春秋」誌の報道を読んだとした。

蓮舫氏は「多くの読者が抱いたような、高い信憑性があるんじゃないかという感想は抱いているが、ご本人の学歴のことですから、私からどうこういう立場ではない。選挙に出るのであれば、当然プロフィールも含めて、ご本人が説明しなければいけない。ご本人がきちんと説明することに尽きる。3選するとなると、ジャーナリストも都民も私も、その経歴には注目しています」と強調した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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