相模原市内の児童虐待、23年度は3089人 前年度から減少も高水準続く

相模原市役所

 相模原市は27日、2023年度に市内で児童虐待が疑われる子どもの数が3089人(前年度比2.6%減)だったと発表した。22年度まで6年連続で過去最多を更新してきた増加傾向は脱したものの「依然として高い水準」(市こども家庭課)で、早期の発見と対応を徹底するとしている。

 市内の児童相談所や子育て支援センターに寄せられた相談を基に集計した。

 虐待の種類別に見ると、心理的虐待が1463人で全体の47.4%を占め、ネグレクトが906人(29.3%)、身体的虐待が703人(22.8%)と続いた。性的虐待も17人(0.6%)いた。

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