狩野英孝&尾形貴弘「かのおが便利軒」の全国特番が決定! 「スタッフが張り切りすぎ」と文句タラタラ!?

狩野英孝パンサー尾形貴弘が、フジテレビ系で6月2日に放送する「全力おたすけバラエティ かのおが便利軒」(午後4:00=仙台放送制作)の制作発表に出席。宮城県で6年間、ローカル番組としてオンエアしてきた「仙台市青葉区 かのおが便利軒」(日曜午後0:55)の初の全国ネット化にあたり、番組の見どころや収録時のエピソードを明かした。

「仙台市青葉区 かのおが便利軒」は、宮城出身のお笑い芸人である狩野と尾形が、NGなしでお悩みを全力解決するバラエティー。2018年に宮城県で放送開始され、6年目で初めての全国放送となる今回は、「炎」と「海」をテーマに「危険度MAX! 日本で唯一の超人技に全力挑戦!」「幻の食材“ツケネ”を全力捜索!」「“子どものギモン”を全力で検証!」といった、番組史上かつてない過酷な依頼に体当たりで挑む。そんな企画を見届けるのは、東野幸治とIKKO。笑いと感動を生む、狩野×尾形の化学反応に注目だ。

初の全国放送決定を受けて「仙台が全国に広まることがうれしい」と素直に喜ぶ2人だが、狩野は「どんな企画かと思ったら20代がやる企画なんですよ。俺ら40代の体には結構つらかったんですけど、まあ、達成感はありました」と少し不満げ。一方の尾形も「スタッフさんの気合が入りすぎて、これまでしたことがないことをやりだしたんですよ。普段は宝探しやタイムカプセルを探しに行くなど、本当に小さい依頼をやっているのに、サメをとりに行ったりして…」と納得していない様子。

すると狩野が「ローカル番組で僕ら2人だけでいつもやってるんですよ。そのほのぼのした感じがよかったりするのに…」と言い、尾形も「そう! それがいいのに(スタッフの)気合が最悪」と、記者会見にもかかわらずスタッフへの文句が止まらず、会場が笑いに包まれた。さらに、司会者から全国放送を記念してTシャツを作ったことが発表されると「俺らに何の許可もなく…」とふてくされる2人だが、それが視聴者プレゼントになると聞いて、「それはいいですね!」と機嫌を直していた。

依頼を受け、スパリゾートハワイアンズのダンスチームの仲間入りをした2人。ダンサーとして“ファイヤーナイフダンス”にチャレンジした尾形は、「家でも暇があったらめちゃくちゃ練習していました。大変でしたよ!」と再び不満顔になり、リズム隊で参加した狩野も「ステージに立たせてもらいましたけど、火を扱うわけですから、ミスして客席に火が飛んでいったら事故につながるので、しっかりと訓練をしました」と苦労を明かす。加えて、尾形がカメラの回っていないところで「失敗していたら就職するしかない」と言っていたことを暴露。これについて、尾形は否定せず「僕、そろそろ飽きられてきているんで、そろそろこっちの世界で! あれだけ喜んでくれることはない。お客さん大盛り上がりだったから、ぜひぜひ見てほしいです」と、お笑い界からの“卒業宣言”もにおわせた。

さらに、グルメリポーター・彦摩呂の依頼により「ツケネ」という幻の食材探しを行った狩野と尾形。何のことだか分からないまま、町中で聞き込みを開始した2人は船に乗って捜索。狩野は「ググれば一発で分かるのに、何で俺たち足使ってんの?」と理不尽さを感じていたという。尾形も船に乗ってすぐダウンしたらしく「僕含めスタッフさんもダウンして、みんなが船酔いで『おぇ~』ってなったけど、魚が集まってきてよかった」と振り返り、狩野は船の上での漁師飯が船酔いのせいで全く食べられなかったと悔しさをにじませた。しかし、ロケでは奇跡的な出来事もあったようで、全体的には刺激を受けて充実したロケだったと喜んでいた。

同じく宮城出身のサンドイッチマンの話や、地元でのロケをした際の思い出、自分が助けてもらうとしたら何を依頼するかなどの質問に笑いを交えつつ答えていく狩野と尾形。2人の仲のよさがうかがえる会見は、笑いに包まれたまま終了した。

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