整理収納コンサルタントが衣替えのタイミングで手放したもの6選

季節の変わり目は服を見直す絶好のタイミング!

「明るい時間に1枚ずつ広げてみると、シミや汚れがよく見えます。しまうときは気づかなかったシミが『ヤバッ!』というくらい濃くなっていることも(苦笑)。数カ月寝かせることで冷静に服と向き合えるようになり、捨てる決断がつきます」と衣替えについて話す、整理収納コンサルタントの本多さおりさんに教えてもらいました。

新しい物を買いたいから服は消耗品!と心得ると手放しやすい

靴下や下着と同様に、服も消耗品。「気持ちよく新しい服を買えるように、くたびれた物は買い物の前に捨てます。すると、新たな1着を真剣に選べ、とっておきの服が買えます」。

[1]本多さんがヘビロテする1軍服
[2]家族みんなのシーズンオフの服
[3]子どものオンシーズンのトップス
[4]子どものオンシーズンのボトムスと靴下

1年中[1]のラックにかかっている【通年服】

●通年用の服
・パンツ…2本
・シャツ…2枚
・サロペット…1枚
・ロングTシャツ…6枚
・カーディガン・ベスト…各1枚
・普段着るワンピース…2枚
・セレモニー用ワンピース…2枚

●捨てられない呪いがかかった服はそれを着た自分を好きになれるか考える
高かった服にありがちなのが、捨てられないどころか「もったいない。まだ着なきゃ!」という呪い。でも、「着たいとも思わない服を着た自分が幸せに見えるか、鏡の中の自分を見て考えてみると、手放す未来が見えてきます」。

●ラクできちんと見える、働く服しか着たくない!

シワになりにくくきちんと見えるパンツ 無印良品のメンズのボーダーシャツ

●普段着にもフォーマルにも両方使えるワンピースがあればセレモニー用の服を減らせる
ちょっとかしこまったときも着られるシンプルな黒いワンピースがあれば、喪服は不要。「子どもの卒園式では、ブローチをアクセントにしました」。

ヒムカシのブラックフォーマル・ワンピース

通年着られる服より生地が薄い【夏服】

黒と白だけにすると組み合わせを考えなくてOK

●夏用の服
・パンツ…5本
・シャツ…2枚
・サロペット…1枚
・Tシャツ…5枚
・カーディガン…1枚
・ワンピース…3枚

本多さんが今までクローゼットで手放した物6選

□ 首元がのびてしまいだらしなく見えるシャツ

□ 自然光の下で見たら、シミが目立って見えた白いシャツ

□ 大きなほつれを見つけたパンツ
→ みっともない服を着て悲壮感を出したくない!もう自分は「テヘヘ」とごまかせる年じゃない!と思い手放した

□ 冬の間一度も着なかったサイズが少し合わなくなったサロペット
→ サロペットが似合う知人に着てほしいと思い譲った

□ 動きにくく気をつかわなきゃいけないスカート
→ 動きやすいパンツやコーデに迷わないワンピースの方が好きだから手放した

□ 「思い入れがあってすっごく高かったから手放せない」という呪いがかかったワンピース
→ 時を経て、自分の好みが変わって「白と黒以外」持ちたくないという気持ちが勝って手放した

本多さんが撮影時に実際手放した服

子ども服と靴の衣替えのコツ

(1)あまり着ない服は引き出しへ。肌寒い日用や1軍用のラックにかかり切らない服は、引き出しでスタンバイ。

(2)子どもの服や靴はサイズをラベリングしておくと管理しやすい。サイズアウトしやすい子どもの靴は、1足ずつラベリング。状態がよいものは弟へお下がりにまわすので、どのサイズがあるかわかりやすく管理。

(3)季節物やブランド物は、メルカリ用のボックスで寝かせて売り時を待つ。まだ着られる状態がいい服は保管し、ある程度まとまったら出品作業をします。

(4)お下がりの服はまとめて保管。長男がサイズアウトした二男用の服は、まとめてトラベル用の仕分けケースへ。前面がメッシュなので中身が見えて、わかりやすい!

<教えてくれた人>
整理収納コンサルタント 本多さおりさん
その家にある収納家具や物をベースに、ある物を活かした身軽な暮らしを提案。夫、息子2人(小2、年長)の4人で65㎡のマンションに暮らす。新著は『無印良品と365日』(大和書房)。

参照:『サンキュ!』2024年6月号「暮らしがもっとラクに回るキッチン&クローゼットだけ“捨て活”」より。掲載している情報は2024年4月現在のものです。構成・文/杉澤美幸 編集/サンキュ!編集部

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