藤井八冠が名人初防衛 豊島九段との「愛知対決」制す カド番の叡王戦へも決意

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将棋の名人戦第5局は、藤井聡太八冠が勝利し、名人のタイトル初防衛を果たしました。 将棋の名人戦第5局は、藤井聡太八冠が勝利し、名人のタイトル初防衛を果たしました。

今期の名人戦七番勝負は、愛知県瀬戸市出身の藤井聡太八冠に一宮市出身の豊島将之九段が挑戦する愛知対決となりました。

北海道紋別市で27日行われた第5局2日目は、藤井八冠の封じ手が開封されて始まりました。午前のおやつで藤井八冠が注文したのは、「アザラシのお昼寝シフォン」。対局前の先週土曜には、日本で唯一のアザラシ専門保護施設を豊島九段とともに訪れ、アザラシと触れ合いました。

対局は藤井八冠が99手で勝利しました。これで今期の名人戦を4勝1敗とし、名人のタイトルを初防衛です。対局後に行われた記者会見で藤井八冠は、豊島九段との激戦を振り返りました。

「今回の名人戦ではいままであまり経験したことのない将棋もいろいろ考えることができて勉強できるところが多かったと感じています。それを生かしていけるよう引き続き取り組んでいきたいと思っています」

藤井八冠の次の対局は、31日に千葉県で行われる叡王戦第4局です。負けるとタイトルを失う大一番に藤井八冠は、決意を新たにしていました。

「叡王戦はカド番という状況で迎えることになりますけど、臨む上での気持ちややるべきことは今までと変わらないと思っているので、対局がすぐにあるがそれまでにしっかりと準備して全力を尽くしたい」

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