北朝鮮の衛星打ち上げ、国連決議の「あからさまな違反」 米国が非難

[ワシントン 27日 ロイター] - 米インド太平洋軍は27日、北朝鮮による軍事偵察衛星の打ち上げは国連安全保障理事会決議の「あからさまな違反」であり、緊張を高めると発表した。

声明で「今回の打ち上げには、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル計画に直接関係する技術が使用された」とした。

米国務省報道官も打ち上げを非難。「今回の打ち上げには北朝鮮の弾道ミサイル計画に直接関連する技術が組み込まれており、国連安保理の複数の決議に違反している」と述べた。

北朝鮮は27日夜、2基目となる軍事偵察衛星を打ち上げたものの、空中で爆発して失敗した。朝鮮中央通信は、新開発の液体燃料エンジンに原因があった可能性があるとする当局者の発言を伝えた。

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