中国自動車業界団体トップ「国産車が勢いよく台頭、輸入車はますます不人気に」―中国メディア

中国の自動車業界団体、乗用車市場情報聯席会のトップである崔東樹氏はこのほど発表した文章で、中国ブランド車の台頭に伴い中国の自動車輸入台数は減少が続いていると説明した。写真は上海市内。

中国メディアの快科技によると、中国の自動車業界団体、乗用車市場情報聯席会(乗聯会)の崔東樹(ツイ・ドンシュウ)秘書長(事務局長)はこのほど発表した文章で、中国ブランド車の台頭に伴い中国の自動車輸入台数は減少が続いていると説明した。

乗聯会によると、今年1~4月の中国の自動車輸入台数は前年同期比8%減の21万台まで落ち込んだ。

崔氏の分析によると、中国の自動車産業が強大化する中、電動化が市場の需要構造を変え、ガソリン・軽油(ディーゼル)を燃料とする内燃機関車の需要が萎縮傾向にあり、輸入内燃機関車の需要も大幅に減少している。中国で近年、輸入車が低迷している理由は主に国産車の台頭と国際ブランドの現地化の加速によるものだという。

中国の自動車輸入台数は2014年の143万台をピークに減少し、16年から17年にかけて伸び率は安定・改善が見られたものの、18年以降は減少が続いている。23年は前年比10%減の約80万台に落ち込み、今年の月間輸入台数は約5万台の水準だ。

輸入相手としては日本が6万1853台で最も多く、ドイツが4万8904台、米国が3万6227台、スロバキアが1万9501台、英国が1万6753台。(翻訳・編集/柳川)

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