ドジャースの問題点は7、8、9番!「OPSはホワイトソックスに次ぐワースト2位」地元メディア指摘「対処する必要がある」

現地5月26日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でシンシナティ・レッズと対戦して1対4で敗れ、5年ぶりに5連敗を喫した。5試合のスコアは、3対7、0対6、6対9、1対3、1対4。得点は11で1試合平均2.2で、一方の失点は29、1試合平均失点が5.8という状況だ。

大谷翔平はこの5試合で21打数5安打、打率.238、本塁打0と当たりが出ていない。それでも打率.336、13本塁打、35打点の成績は残している。そんななか、ドジャース専門メディア『Inside the Dodgers』のケビン・スキナー記者が、チームの問題点をこう指摘した。

「ドジャースの7、8、9番が問題だ。ポストシーズンで成功したいのであれば、対処する必要がある」

スキナー記者は、5月25日時点の成績として、ドジャースの7、8、9番の貧打に着目。「下位の打者が明らかな問題となっている。wRC+(62)は27位、OPS(.554)は29位にランクされている。打線下位陣のOPSがこれより低いのは、シカゴ・ホワイトソックスだけだ」と伝えている。

アリゾナ・ダイヤモンドバックスと戦った5連敗の最初の2試合は、7番がアンディ・パヘス、8番がエンリケ・ヘルナンデス、9番がミゲル・バスガスで計10打数1安打。2戦目は、パヘス、ジェイソン・ヘイワード、E・ヘルナンデスで計11打数1安打だった。
スイープされたレッズとの3連戦の初戦は、クリス・テイラー、パヘス、ミゲル・ロハスで計12打数2安打。2戦目はヘイワード、E・ヘルナンデス、テイラーで計8打数無安打。3戦目はヘイワード、E・ヘルナンデス、オースティン・バーンズで計9打数無安打と、ほとんど当たりが出なかった。

「上位打線の顔ぶれが素晴らしいだけに、下位打線にプレッシャーがかかっている。チームは何らかの手を施さなければいけない。ファームにも解決策となりうるオプションがない。約2か月後に迫ったトレード期限までに、ドジャースは補強しなければいけないようだ。少なくともリーグ平均レベルのひとりは確保したい」

下位打線で効果的な攻撃ができていないドジャース。連敗が続くなか、どのような対応を見せるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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