「雲海」に浮かぶ大仏殿…福井県勝山市の越前大仏で特別観覧スタート 人工的に霧発生、11月30日まで

大仏殿前に人工的に作り出された雲海=5月27日、福井県勝山市片瀬

 越前大仏で知られる福井県勝山市片瀬の大師山清大寺で5月27日、大仏殿前に人工的に霧を発生させ、「雲海」を作り出す特別観覧が始まった。大仏殿が雲海に浮かんでいるような演出で、非日常的な雰囲気を醸し出している。

 インバウンド(訪日客)の誘客促進や観光客の滞在時間を延ばす取り組みの一環として市観光まちづくり会社が昨年から実施。水をミスト状に噴出させる装置を中門付近に二つ設置し雲海を作り出した。同社の担当者は「より多くの人に幻想的な空間を楽しんでもらいたい」と来場を呼びかけている。

 特別観覧は11月30日までの午前8~9時と午後4~5時。料金は昨年より引き下げており、大人千円、小中高生500円(いずれも拝観料込み)。

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