西岡良仁、2年連続の初戦突破はならず。世界21位オジェ・アリアシムにストレートで敗れる[全仏オープン]

西岡良仁、前哨戦に続いてオジェ・アリアシムに敗戦

今年2つ目となるグランドスラム「全仏オープン」(フランス・パリ)大会2日目を迎え、男子シングルス1回戦で西岡良仁(ミキハウス/世界ランク70位)が登場。第21シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同21位)に2-6、4-6、4-6のストレートで敗れ、昨年に続く初戦突破とはならなかった。

28歳の西岡は、クレーコート・シーズンで6大会に出場。ハイレベルな戦いもあり、なかなか勝ち星を重ねることができていない。さらに、今大会の直前には体調不良で数日間テニスができていなかったという。全仏オープンは7年連続7度目。昨年はグランドスラムでベストの成績となるベスト16入りを果たしている。

初戦の相手は、第21シードのオジェ・アリアシム。ツアーでの直接対決では2勝3敗で、全仏オープンの舞台では2020年大会1回戦で対戦し7-5、6-3、6-3で勝利している。今大会での前哨戦ATPマスターズ1000マドリードでは、第1セット6-4で先取してから1-6、4-6と逆転負けを喫し、西岡は3連敗中だ。

試合は、西岡の揺さぶりに対し、オジェ・アリアシムが冷静に対処。我慢強いラリー戦でも西岡の上をいく。2度のブレークを許して2-6と第1セットを失う。

追いかける展開となった西岡は、第2セットでオジェ・アリアシムにミスが増えることに加えて、ショット精度も良くなる。西岡らしいラリー戦での組み立てで、いい形でポイント獲得をしていく。だが、第9ゲームではこのセット6度目のピンチで痛恨のボレーミスでブレークされると、雨による中断後も巻き返すことができずに4-6で落としてあとがなくなった。

一矢報いたい西岡だったが、第3セットの第1ゲームで粘り切れずにブレークされると、リターンゲームではチャンスを作ることができずに4-6。16強に入った昨年に続いて、初戦を突破することができなかった。

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