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関西学院大学では、2025年4月、大学院 理工学研究科に「建築学専攻 博士課程前期課程(仮称、設置構想中)」が新設されます。
社会の在り方の変化をとらえた建築学専攻
神戸三田キャンパス(三田市学園上ケ原1)にある大学院 理工学研究科では、2021年4月の「建築学部」に次いで「建築学専攻 博士課程前期課程(仮称、設置構想中)」を開設予定です。
入学定員は60人で、2年の修業年限で修士(工学)の学位を取得することができます。
関西学院大学によれば、
持続可能な社会が求められる現代、社会のあり方そのものが変化していることから、新しい建築学が必要とされていることを受け、2021年に建築学部を新設。
さらに「建築学専攻 博士課程前期課程(仮称、設置構想中)」にあたっては、
①アジア・アフリカ諸国の急激な人口増加などを要因として、地球規模での環境問題も顕在化
②国内でも少子高齢化と人口減少などにより、生活スタイルや社会構造が変化している
③より高度な技術と教養、国際感覚を持つ建築技術者の養成が求められている
を設置の理念としています。
研究の柱となるのは、建築構法やユニバーサルデザインといった「建築物の設計に関する領域」と、コミュニティデザインやまちづくりといった「都市空間のデザイン及び運営・防災に関する領域」の2つの領域。
既存の6専攻は名称も変わる
また、建築学専攻(仮)の新設に加えて、既存の専攻のうち6専攻の名称変更も行われるのだそうです。
「物理学専攻」→「物理・宇宙物理学専攻」
「情報科学専攻」→「情報工学専攻」
「人間システム工学専攻」→「知能・機械工学専攻」
「生命科学専攻」→「生物科学専攻」
「生命医化学専攻」→「生命医科学専攻」
「環境・応用化学専攻」→「環境応用化学専攻」