ブンデス残留でも…浅野拓磨がボーフム退団か。ドイツ国外移籍報道も

浅野拓磨 写真:Getty Images

VfLボーフム所属FW浅野拓磨は、今月27日に行われたMF田中碧擁するフォルトゥナ・デュッセルドルフとの入れ替え戦で途中出場。PKを決めてチームをブンデスリーガ残留に導いたが、それでも今夏退団がほぼ確実だという。

ドイツメディア『Revier Sport』は今月27日、ボーフム所属選手の去就を特集。「2部降格の場合、チームの再編は大規模なものになる。最大15選手がチームを離れるかもしれない」とした上で、浅野について「今年6月の契約満了をもって、確実に退団する」と伝えていた。

ただ一方で、ドイツ紙『ビルト』が先月11日に「ボーフムはブンデスリーガ残留を果たしたとしても、半数の選手を放出する可能性がある」とリポート。クラブの厳しい財政状況を伝えた上で、浅野にドイツ国外移籍の可能性があるとしている。

現在29歳の浅野は、2016年7月にサンフレッチェ広島からアーセナルへ完全移籍すると、その後はVfBシュツットガルト、ハノーファー、セルビア1部パルチザンを経て、2021年6月にボーフムと3年契約を締結。ブンデスリーガ復帰1年目の2021/22シーズンから出場機会を確保し、今季もリーグ戦29試合の出場で6ゴール1アシストをマーク。今もなお、ブンデスリーガの舞台で自身の実力を証明しているが、今月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選2試合(対ミャンマー、シリア)の日本代表メンバーから落選した。

将来的な広島復帰も噂されている浅野。100万ユーロ(約1億6000万円)未満から150万ユーロ(約2億4000万円)への年俸引き上げという選手側の要求にクラブが難色を示した可能性も報じられているが、この夏にどのような決断を下すのだろうか。

© フットボール・トライブ株式会社