糸魚川つちのこ探検隊 〝ガチ〟で探索 県内外50人 地域、世代超え夢中 発見ならず次回に望み

〝ガチ〟でツチノコを探して山中を歩き回った

「糸魚川つちのこ探検隊」(同実行委員会主催)が26日、糸魚川市西飛山のシャルマン火打スキー場周辺山中で行われた。県内外から約50人が参加。賞金1億円獲得を目指し、伝説のツチノコを夢中で探し回った。

全国から参加者が集まる名物イベントで19回目。開始前から士気は高く、田上町の男性(31)は「ふとしたときにツチノコの話題で盛り上がっていたら、ちょうど(同イベントを)やることを知った。まるでツチノコに呼ばれているような気がする」、神奈川県の女子大生(21)は「ツチノコを通じた地域おこしに興味があって、今回が初参加。すごく楽しみ」と声を弾ませた。

開会で丸山隆志隊長(77)が「ガチで捕まえにいきたい。(ツチノコは)危険生物なので、見つけたら大勢で取り囲み、生きたまま捕獲していただきたい」と呼びかけ、一行は同スキー場駐車場から山中へ出発した。

探検隊おなじみの黄色いヘルメットをかぶり、過去の目撃地点付近や深いやぶの中などを回って探したが、今年も発見には至らず。事前に四つ仕掛けたわなにもかからなかった。次回の第20回の節目に望みをつなぐ。

東京都の女児(10)は今回の探索を終え、「何回も参加していて、今回もめっちゃ楽しかった。ツチノコは見つけたいけど、このイベントは終わってほしくない」と話していた。

「つちのこ遭遇場所」で記念撮影に納まる参加者たち

© 株式会社上越タイムス社