チェルシーが元ペップの右腕でレスターを1年でプレミアに昇格させたマレスカ監督と交渉か? レスターは16〜20億円を要求する可能性

レスターを2部優勝に導いたマレスカ監督[写真:Getty Images]

マウリシオ・ポチェッティーノ監督が退任したチェルシー。新監督探しが急務となっている中、レスター・シティのエンツォ・マレスカ監督(44)の招へいに向けて交渉をスタートしているという。イギリス『BBC』が伝えた。

今シーズンのチェルシーは、ポチェッティーノ監督が就任したものの、チーム内ではケガ人が続出。イングランド代表MFコール・パーマーが気を吐き、シーズン22ゴールの活躍を見せたものの、チームは6位でフィニッシュ。カンファレンスリーグ(ECL)の出場権確保に留まった。

シーズン終了目前に控えた中、ポチェッティーノ監督は退任を決断。クラブと補強に関しての意見が合わず、主導権を握りたかったことが認められなかったため、双方合意の上で契約が解除された。

またしても指揮官を探さなければいけなくなったチェルシー。候補に上がっているマレスカ監督は、2023年6月にレスターの監督に就任。すると、チャンピオンシップ(イングランド2部)初挑戦ながら見事に優勝を果たし、チームをプレミアリーグに導いていた。

現役時代はユベントスやボローニャ、フィオレンティーナ、ピアチェンツァ、セビージャ、オリンピアコス、マラガ、サンプドリア、パレルモ、エラス・ヴェローナと多くのクラブを渡り歩いたイタリア人指揮官。アスコリやセビージャでアシスタントコーチを務めると、マンチェスター・シティU-23で初の監督に挑戦。その後、パルマの監督に就任すると、2022年7月からはジョゼップ・グアルディオラ監督の下でシティのアシスタントコーチを務め、今シーズンからレスターで指揮を執っていた。

報道によれば、マレスカ監督はチェルシー行きに興味を持っているとのこと。まだ候補を絞っている段階だが、チェルシーとしては招へいに向けて交渉を続けているという。

違約金としては800万〜1000万ポンド(約16億〜20億円)程度をレスターが求めているとのこと。来シーズンのプレミアリーグを戦う上でも、指揮官の去就はカギを握ることとなる。

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