ドジャース・大谷翔平がメディア対応 現在の球速は80マイル前後

日本時間5月28日、ニューヨークのシティ・フィールドで行われる予定だったドジャース対メッツの一戦は悪天候により延期となったが、その試合前には大谷翔平(ドジャース)がメディアの取材に応じた。自身2度目となる右ひじの手術を受け、投手としてのリハビリを続けている大谷だが、距離を60フィート(約18.3メートル)まで伸ばし、球速が80マイル(約128.7キロ)程度まで回復していることを明らかにするなど、術後のリハビリは順調に進んでいるようだ。今のところ、2025年シーズンの投手復帰を目指す方針に変わりはないとみられる。

大谷は投手としてのリハビリの現状について「まずは距離が伸びていくと思うので、距離を伸ばしながら球数が60球から70球に増えたりとか、その段階でどこまで距離が伸びていくというのはまだちょっと先のことなのでわからないですけど、徐々に距離と球数が伸びていくという感じかなと思います」とコメント。「先週60フィートになったくらいなので、球速は80マイルくらいですかね。そのくらいまで上がってきていると思います」と自身の現状を説明した。

現在は牽制球が当たった影響で左ハムストリングの打撲を抱えながらのプレーとなっているが、「日に日にはよくなってきているので、今日も昨日よりだいぶ感じはいいかなと思います。ピックオフで(ボールを)もらってから、次の日くらいから徐々に張りが出て、そのなかで走っていたので、徐々に悪くなったという感じかなと思います」と語り、「スイングへの影響はそこまでないかなと思います」とした。また、腰の状態についても「トレーニングしながらよくはなってきているので、ほぼ問題なくきているかなと思います」と話した。

投手をやらず、打者に専念していることが打撃に好影響を及ぼしているかについては「どうなんですかね。それは1シーズンやって、やり切らないと言えないことではあるので、まずは1シーズンやってみてからかなとは思います」とコメント。「先発で投げる日は独特の緊張感があるので、それが恋しいといえば恋しいですし、でも1つひとつのステップを踏んでいく時期なので、あまり焦ることなく、次のステップをしっかり踏みたいなと思っています」と語った。

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