線状降水帯に厳重な警戒呼びかけ 気象庁、前線活発化で災害の恐れ

大粒の雨が降る鹿児島県枕崎市=28日午前

 日本列島は28日、前線が活発化した影響により各地で大雨となった。気象庁は線状降水帯が発生する可能性を12~6時間前に伝える「半日前予測」を新たに四国と東海の5県に出して、27日同様の発表をした九州南部と合わせて7県で、土砂災害や河川の氾濫に厳重な警戒を呼びかけた。

 半日前予測の対象となった時間帯は、徳島、高知、宮崎、鹿児島の4県が28日日中、岐阜、静岡、愛知3県が同日午後。

 気象庁によると、東シナ海にある前線を伴った低気圧が、28日は発達しながら西日本から東日本の太平洋側を進み、29日には日本の東に達する見込み。

大雨の影響で冠水した道路を歩く人=2023年7月10日、福岡県久留米市

© 一般社団法人共同通信社