ユアン・マクレガー「パパの日記を読んで度肝を抜かすなよ」『ブリーディング・ラブ はじまりの旅』予告編

名優ユアン・マクレガーと実娘クララ・マクレガーのW主演作『ブリーディング・ラブ はじまりの旅』が、7月5日より公開される。このほど、予告編が披露された。

2023年サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)映画祭で上映され注目を集めた、ユアン・マクレガーと実の娘で俳優・プロデューサーのクララ・マクレガーがW主演にして親子役を演じた本作。実際に問題を抱えた時期のあったマクレガー親子がその経験を乗り越え、父と娘の“愛と回復への旅の物語”を完成させた。今年、映画デビュー30周年を迎える英国を代表する名優ユアン・マクレガー。実生活では長年連れ添った妻との離婚、再婚によって娘クララとの親子関係に問題を抱えていたユアンだが、そんなクララが最愛の父へ送った1つのラブレター“脚本”をきっかけに本作は生まれた。互いの人生の変化に傷つき、会わない時期もあった2人だが、ある日クララから脚本を渡されたユアンは「その美しさに度肝を抜かれた。(私たちの)実際の話ではないけれど、私たちのことを感じられる内容だったんだ」と語っている。

予告編は、ユアン・マクレガーと娘クララ・マクレガー親子の熱唱シーンから始まる。歌うのはイギリスのシンガー、レオナ・ルイスの大ヒット曲「Bleeding Love」。本作のタイトルにもなった一曲だ。予告編では、その一節から始まり、物語が進んでいく。十数年ぶりに再会した親子のぎこちない旅の始まりが映し出され、見知らぬ男と酒を飲む娘に、父が12時間前に彼女が死にかけていたことを告げる。とうの昔に幼い自分を捨てた父を許せずにいた娘は、父の彼女を気遣う言葉に歯向かい、衝突する。しかし、父と娘にはかけがえのない2人だけの美しい記憶があった…。父が娘を旅に連れ出した本当の理由とは?切なくも愛おしい、親子の複雑な愛が感じられる予告編編となっている。物語とともに印象的なのが、『パスト ライブス/再会』『キャロル』の製作チームと、オランダが生んだ新たなる才能エマ・ウェステンバーグ監督がつくり出した色鮮やかな映像美。そして、ロードトリップムービーならではのアメリカ南西部の壮大な自然の景色が圧巻だ。

場面写真は、線路沿いに立つ親子2人のカット。これはユアン・マクレガーの代表作『トレインスポッティング』へのオマージュになっている。作品の随所にも『トレインスポッティング』へのオマージュがいくつか含まれている。

『ブリーディング・ラブ はじまりの旅』
2024年7月5日(金) 新宿ピカデリー他全国ロードショー
監督:エマ・ウェステンバーグ
脚本:ルビー・キャスター クララ・マクレガー ヴェラ・バルダー
出演:ユアン・マクレガー クララ・マクレガー
配給:ロングライド

【ストーリー】 何年も疎遠だった娘のある出来事をきっかけに、父は彼女をニューメキシコ州に向かう旅に連れ出す。関係を修復したくても、どうすれば2人の溝を埋められるか分からない。娘は父との美しい過去を思い出しながらも、自分を捨てた父を許すことができず反発を繰り返す。旅の目的地が近づいてきた時、2人はお互いが抱える問題と向き合うことになる。

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