EU、競争力強化に「著しい努力必要」 独仏首脳が連名で寄稿

[ベルリン 27日 ロイター] - ドイツのショルツ首相とフランスのマクロン大統領は28日付英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)に連名で寄稿し、欧州連合(EU)は競争力強化に著しい努力を払う必要があり、さもなければ生活水準が損なわれる危険性があると警告した。

具体的には、各加盟国のやり方を尊重して経済の脱炭素化をさらに進めるべきとしたほか、域内共通の企業破綻や税、投資の枠組みを導入して単一金融市場を完成させるよう加盟各国に呼びかけた。

欧州の暮らし向きや世界における役割を形作る基盤を当然視してはならないとした。欧州は永遠に不滅なわけではないとし、「挑戦に立ち向かうべきだ」と訴えた。

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