第52回通常総会 伊勢原工業団地協同組合 チャンス拡大に期待 伊勢原市

伊勢原工業団地協同組合(海老沼俊昭代表理事理事長・組合員47社)の第52回通常総会が5月20日、鈴川会館大会議室で開かれた。

冒頭であいさつに立った海老沼理事長は、新型コロナの5類移行やWBC優勝などの明るい話題に触れるも、「ロシアのウクライナ侵攻の長期化、中国の景気減速などによる物価高騰もあり、景気の回復が感じられない1年だった。製造業においては消費低迷、原材料の高騰や供給停滞、賃上げ上昇に伴うコスト増など、厳しい状況が続いている」と語った。

そうした中、組合では教育、研修や環境改善、4年ぶりとなった鈴川まつりやバスツアーなど会員相互の親睦を深める事業や組合員が安全・安心かつ健全な事業所運営が図れるような取り組みを行ったと報告。

総会では、2023年度の事業報告や監査報告、24年度の事業計画、収支予算、役員の選任などの8議案が上程され、全て承認された。

海老沼理事長は「伊勢原市では新東名高速道路等広域幹線道路網など新たな産業基盤の整備計画が進められており、我々にとってもビジネスチャンスが拡大するものと期待する」と述べた。

会では、組合功労者への表彰が行われ、伊海嘉一さん((株)UEX)、栗原誠人さん(冨士電線(株))、青柳幸夫さん(組合専務理事)、野田保さん(菱重コールドチェーン(株))、杉本祐二さん(JFE溶接鋼管(株))に海老沼理事長から感謝状が送られた。また、県環境保全功労者・湘南地域県政総合センター所長賞の冨士電線(株)、伊勢原市環境美化優良工場表彰を受賞した鉱研工業(株)に祝い金が贈呈され、組合員事業所優秀従業員に豊島広記さん((株)クボテック)が選ばれた。

総会後には懇談会も実施され、高山松太郎伊勢原市長や大山学市議会議長、渡辺紀之県議会議員ら来賓も参加し、意見交換などを行った。

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