テニス=優勝14回のナダル、全仏初戦敗退 「最後か断言できず」

[パリ 27日 ロイター] - テニスの四大大会第2戦、全仏オープンは27日、パリのローランギャロスで男子シングルス1回戦を行い、過去14回優勝のラファエル・ナダル(スペイン)が初戦敗退となった。ナダルが全仏1回戦で敗退するのは初めて。

四大大会22回優勝のナダルは第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦し、第1セットを3─6で落とすと、第2セットは6─7、第3セットは3─6とストレート負け。ローランギャロスでの通算116試合で4敗目となった。

観客が総立ちになる中、ナダルは「これが最後になるかどうか100パーセント断言はできないが、楽しかった。準備期間中もきょうも観衆が素晴らしかった。今の気持ちを言葉で説明するのは難しいが、最も愛する場所で愛を感じるのは特別なことだ」と語った。

一方、ローランギャロスでナダルを破った史上3人目の選手となったズベレフは「何と言ったらいいか分からない。テニス界全体からラファに感謝を伝えたい。子どものころからずっとラファのプレーを見てきたし、この美しいコートで彼と2回もプレーできて幸運だった」と振り返った。

西岡良仁はフェリックス・オジェアリアシム(カナダ)に2─6、4─6、4─6で敗れた。

第2シードのヤニク・シナー(イタリア)、第5シードでロシア出身のダニル・メドベージェフらは初戦を突破した。

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