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白壁土蔵の酒蔵通りなどを描く肥前浜宿スケッチ大会が25日、鹿島市浜町であった。市内外の園児から一般まで約280人が参加し、国の重要伝統的建造物群保存地区(伝建地区)に選定されている歴史ある町並みを思い思いのタッチで描いた。
鹿島美術人協会とNPO法人肥前浜宿水とまちなみの会が主催。今年は20回目の節目となり、県高校スケッチ大会と同時開催となった。
参加者はスケッチ場所を探して腰を下ろすと、古い建築物の特徴を観察しながら描いた。武雄高美術部からは20人が参加。2年の齋藤千尋さんは白壁土蔵造りの建物に向き合い、「レトロな雰囲気を意識しているが、色味を出すのが難しい」と影の濃淡に気を付けながら筆を走らせていた。
入賞作品は市民交流プラザ「かたらい」で、6月10日から同15日まで展示される。(市原康史)