Neil Jerome Morales Mikhail Flores
[マニラ 27日 ロイター] - フィリピンのレクト財務相は27日、インフレ見通しが改善していることから、政策金利を今後2年間で最大150ベーシスポイント(bp)引き下げる可能性があると述べた。
現在政策金利は17年ぶり高水準の6.50%となっている。
レクト氏は、中銀が今年中に利下げを開始する可能性があり、恐らく2025年に追加利下げが行われると述べた。
「金利がこれ以上上昇するとは予想していない」と述べ、今後2年間で150bpベーシスポイント程度の利下げがあるとの見方を示した。
4月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比3.8%上昇した。今年最初の4カ月の上昇率平均は3.4%となったが、依然として中銀の目標レンジ2.0─4.0%の範囲内にある。