酒田商業高校跡地/「いろは蔵パーク」無印、カルディ、JINSがオープン

山形県の建設会社・丸高は5月27日、同社が代表法人を務める商業施設「いろは蔵パーク」(山形県酒田市)の建築工事を6月開始すると発表した。

<いろは蔵パーク>

酒田商業高校跡地整備事業として、実施するもので、2025年春開業を予定している。

「いろは蔵パーク」という施設名称は、この地に48棟の倉庫が軒を連ねていた米蔵「新井田蔵」が、「いろは蔵」と呼ばれていたことに由来している。1917年、山形県立酒田商業高等学校の前身である酒田尋常高等小学校付設商業補修学校が、本間家から土地の寄進を受け、この地に新築移転。以来約100年、多くの生徒でにぎわってきた地に、商業施設を整備する。

<酒田商業高校跡地を整備>

施設は、A棟・B棟・施設中心の「ケヤキ広場」、駐車場などで構成される。店舗面積は約6700m2で、スーパーマーケット「トー屋」、無印良品、酒田観光物産館(仮称)、カルディコーヒーファーム、JINSがオープンする。そのほか、食物販、クッキングスタジオも登場予定だ。

日常使いの店舗の導入で、市民生活の利便性を向上させる。また、施設の中心に「ケヤキ広場」を設け、イベントやチャレンジショップなどで地域のにぎわいを創出。同施設の来館者を街中に誘導し、地域全体を活性化したい考え。

施設外観は、山居倉庫のエッセンスを継承した蔵造り風にデザイン。山居倉庫エリアにおける街並みとの調和を図った色彩を採用する計画となっている。

■いろは蔵パーク
所在地:山形県酒田市上本町8-4、6-6、6-8
敷地面積:2万1375.99m2
建築面積:7260.45m2(A棟:4316.39m2、B棟:2944.06m2)
店舗面積:約6700m2
構造・規模:鉄骨造 平屋建て 高さ 6.67m
駐車台数:304台(内、車いす使用者専用駐車場6台)
駐輪台数:自転車24台、バイク14台

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