ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラの復帰について「素晴らしい提案はなされていない」

リッチー・サンボラは度々、ボン・ジョヴィへの復帰を望む発言をしているが、フロントマンのジョン・ボン・ジョヴィは、それに関しリッチーから納得がいく提案はなされていないと考えているそうだ。

リッチーがボン・ジョヴィを脱退してから11年が経つが、ジョンはいまだ、当時のリッチーの言動が解せないという。彼は、『Classic Rock』誌最新号のインタビューで、リッチーの脱退についてこう語っている。「ショックだった。誰も予測していなかった。誰も、そんなことが起きる気配を感じていなかった。僕は前日に彼と話していたんだ。よく覚えてる。2013年のイースター・サンデーだった。車でリンカーン・トンネルを走っているとき、彼と話した。僕は当時、ニューヨークに住んでいたからね」

「彼が“もう1日、家にいていいかな?”って訊いてきたから、僕は“もちろん。明日、別のフライトで来たいんだな? いいよ、そうして。問題ない。明日現地で会おう”って答えたんだ。そしたら翌日の午後3時、電話が鳴った。知ってるだろ…。“僕はもう続けられない”って」

リッチーは後に、脱退した理由の1つは、バンドが「覇気に欠けてきた」からだと話したが、ジョンはそれを否定している。「僕はそうは思っていなかった。僕らは、そう思っていなかった。個人的には、全てが絶好調だと感じていた。そんな話題は持ち出されなかった。曲作りの最中もレコーディングのときも、あのツアーの最初の20公演でも」

ジョンは、いまだ「傷ついている」と言い、この11年間で「彼とは2回話した。彼が、このバンドを、やめたんだ。神に誓ってもいい、争いなんかなかった。彼は解雇されたんじゃない。彼がやめたんだ。そして、彼はこれまで、復帰に関し素晴らしい提案はしていない」と話した。

2013年4月、ツアーの途中で突如、脱退したリッチーは昨年、復帰に関し「話をしている」と発言したほか、「人々は、僕らがプレイするのを観たがっている。(実現すれば)みんなをハッピーにするだろう」「ああ、間違いなく(復帰は)あり得る。あとは、いつ、全員にその準備ができるかだ。ビッグなものになる。(時期については)僕はわからない。他の人たち次第だ。でも、やるときだよ。40周年だ」と語っていた。

Ako Suzuki

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