聖心女子大学が2025年度入試から「大学入学共通テスト利用方式」導入 旧課程履修者も受験可能

聖心女子大学は、2025年度の入学者選抜より「大学入学共通テスト利用方式」を導入する。また、旧課程履修者に対する経過措置科目として出題される科目についても選択可能とする。

聖心女子大学は現代教養学部の1学部で、1年次に全員基礎課程を履修し、2~4年次に学科・専攻に分かれて専門を学ぶ。同大学はこれまで大学入学共通テストを利用した入試を実施してこなかったが、広く受験機会を提供し、外国語と得意な科目の選択によって、聖心女子大学現代教養学部にふさわしい多様な入学者を受け入れることを目的に2025年度入試から「大学入学共通テスト利用方式」を導入する。

募集定員は20名。2教科型で、大学入学共通テストの外国語(英語又はフランス語)、および、国語、地理歴史・公民、数学、理科、情報の選択科目のうち高得点科目の合計点により合否を判定する。

さらに2024年5月16日には「2025(令和7)年度大学入学共通テストにおいて、旧課程履修者に対する経過措置科目として出題される科目についても選択を可能とする」と発表した。経過措置科目として出題されるのは、「旧世界史A」「旧世界史B」「旧日本史A」「旧日本史B」「旧地理A」「旧地理B」「旧現代社会」「旧倫理」「旧政治・経済」「旧倫理、旧政治・経済」「旧数学I」「旧数学I・旧数学A」「旧数学II・旧数学B」「旧数学II」「旧簿記・会計」「旧情報関係基礎」「旧情報」。

なお、「大学入学共通テスト利用方式」の内容について変更等が生じた場合は、速やかに公表する。また、「2025(令和7)年度学生募集要項(一般選抜)」は2024年7月頃に公表する予定。

共通テスト利用入試を実施していない私立大学は、早稲田大学の基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部(文学部、文化構想学部、教育学部、国際教養学部は併用型としては実施)、慶應義塾大学、国際基督教大学、学習院大学の経済学部経営学科、文学部日本語日本文学科、文学部心理学科、理学部物理学科、理学部数学科、学習院女子大学、立命館大学のグローバル教養学部などがある。

参考:【聖心女子大学】2025(令和7)年度 一般選抜(大学入学共通テスト利用方式)について

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