救助されたコビレゴンドウ、けがを癒やし海へ 中国海南省

救助されたコビレゴンドウ、けがを癒やし海へ 中国海南省

三亜海昌生物保育センターのプールで泳ぐコビレゴンドウ「海棠」。(1月10日撮影、三亜=新華社記者/張麗蕓)

 【新華社三亜5月28日】中国海南省三亜市で保護された雄のコビレゴンドウが26日、科学調査船「利洋358」からクレーンを使って海に放され、自力で泳ぎ始めた。

 コビレゴンドウは負傷して市内海棠湾の浅瀬に打ち上げられているのを1月3日に発見された。複数機関の協力の下、三亜海昌生物保育センターで保護され「海棠(ハイタン)」と名付けられた。

救助されたコビレゴンドウ、けがを癒やし海へ 中国海南省

25日、科学調査船「利洋358」で、コビレゴンドウ「海棠」の体温を下げるため水をかけるボランティアと飼育員。(三亜=新華社記者/張麗蕓)

 飼育担当者やボランティアによる熱心な世話を受け、海棠は体のバランスを保てない状態を脱し、自ら泳いで餌を食べられるようになった。さらに屋外の大型プールで野生順化訓練に入り、次第に回復していった。

 今月7日、専門家らによる検証で野生復帰の条件が整ったと判断され、生息地に戻れるよう、水槽を使って運んだ上で海に放すことが決まった。海棠の背中には発信機が取り付けられており、研究者が引き続き状態を確認する。(記者/張麗蕓)

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25日、科学調査船「利洋358」で、コビレゴンドウ「海棠」の状態を確認するボランティア。(三亜=新華社記者/張麗蕓)

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25日、科学調査船「利洋358」の甲板で、クレーンを使ってつり上げられたコビレゴンドウ「海棠」。(三亜=新華社記者/張麗蕓)

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26日、海中を泳ぎ回るコビレゴンドウ「海棠」。(ドローンから、三亜=新華社記者/張麗蕓)

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26日、科学調査船「利洋358」から海へ放されるコビレゴンドウ「海棠」。(ドローンから、三亜=新華社記者/張麗蕓)

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26日、海中を泳ぎ回るコビレゴンドウ「海棠」。(ドローンから、三亜=新華社記者/張麗蕓)

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三亜海昌生物保育センターのプールで泳ぐコビレゴンドウ「海棠」。(1月8日撮影、三亜=新華社記者/張麗蕓)

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三亜海昌生物保育センターの屋外プールに移されたコビレゴンドウ「海棠」の状態を観察する飼育員。(1月21日撮影、三亜=新華社記者/張麗蕓)

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26日、コビレゴンドウ「海棠」を海へ放し、科学調査船「利洋358」で喜びの声を上げる人々。(三亜=新華社記者/張麗蕓)

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25日、三亜海昌生物保育センターで、コビレゴンドウ「海棠」を誘導するダイバー。(三亜=新華社記者/張麗蕓)

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26日、科学調査船「利洋358」で、コビレゴンドウ「海棠」を海に返す関係者。(三亜=新華社記者/張麗蕓)

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