米政権、イスラエルに民間人保護要請 ラファ攻撃受け

Jarrett Renshaw Moira Warburton

[ワシントン 27日 ロイター] - バイデン米政権は、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの攻撃でパレスチナ人数十人が死亡したことを受け、民間人を保護するようイスラエルに要請した。

米国家安全保障会議(NSC)の報道官は「イスラエルにはイスラム組織ハマスを追及する権利があり、今回の攻撃でイスラエル市民への攻撃に責任のあるハマス幹部のテロリスト2人が死亡したことは理解している」と発言。「しかし、われわれが明確にしてきたように、イスラエルは民間人を守るために可能なあらゆる対策を取らなければならない」と述べた。

バイデン大統領は、ラファで45人が死亡した26日夜の空爆以前から、イスラエルへの支援を縮小するよう求める与党内圧力を受けている。

下院の著名な民主党議員であるアレクサンドリア・オカシオコルテス氏は27日、空爆を「弁解の余地のない残虐行為」と指摘。唯一のパレスチナ系米連邦議員のラシダ・タリーブ下院議員はイスラエルのネタニヤフ首相を「大量虐殺マニア」だとした。

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