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首位のソフトバンクを3タテ、目下、8連勝中で交流戦に突入するロッテだが、必ずしも前途洋々とはいえない。
昨年の交流戦は7勝9敗2分けの8位と負け越したうえ、160キロ右腕の佐々木朗希(22)が交流戦を苦にしているからだ。
昨年までの2年間は計6試合、38回に投げて27安打13失点。1勝3敗と黒星が先行し、昨年はDeNAの宮崎、一昨年はDeNAの牧と巨人の岡本に本塁打を浴びた。中でも昨年は防御率3.32と佐々木にしては不本意な数字で、3暴投は投手ワーストだった。
これまで通り、毎週金曜日の登板だと、31日の阪神戦、6月7日の広島戦、同14日の中日戦の登板が有力だが、今年は巻き返せるのかどうか。
そんな佐々木について海の向こうから気になるニュースも飛び込んできた。
「ドジャースと契約する可能性が高いというのは現時点で憶測。ドジャースだけでなく、ヤンキース、メッツ、カージナルス、レンジャーズなどが今季のプレーをチェックしている」と、日本時間27日、米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーモア」が報じたのだ。同日には米有力紙の「ワシントン・ポスト」も「大金を使う球団だけでなく、ほとんどの球団が獲得を目指すだろう」としている。
佐々木に関してはこれまで「ドジャースで決まり」という報道がほとんどだったが、なにやら雲行きが変わってきたようなのだ。
「ドジャースには以前から、佐々木に対するタンパリング疑惑がある。他の29球団はカネも人気も頭脳もあって勝ち続けている球団が、そこまでやるかと怒り心頭。疑惑を暴こうと、実際、血眼になっている球団もあるといいます。仮に疑惑が疑惑でなく事実なら、それこそ佐々木のドジャース入りは吹き飛びますからね」とは特派員のひとりだ。(つづく)