マンチェスター・ユナイテッドに所属するフランス代表FWアントニー・マルシャルが27日に自身の公式Instagram（@martial_9）を更新。2023－24シーズン限りで同クラブを退団することを発表した。
現在28歳のマルシャルは2015年9月にモナコから当時の10代史上最高額でマンチェスター・ユナイテッドへ完全移籍で加入。背番号「9」を託されると、初年度から公式戦49試合の出場で17ゴール8アシストという成績を残した。しかし、その後は度重なる負傷の影響もあり安定した成績を残すことができず。一昨シーズンはセビージャへレンタルで放出され、今シーズンも公式戦19試合の出場で2ゴール1アシストという成績に留まった。
クラブとの現行契約は6月末で満了に。契約に1年間の延長オプションが付随していることから今夏の去就には注目が集まっていたものの、選手本人が自身のInstagramで退団を表明。約9年間在籍したクラブへの感謝を次のように綴った。
「今日はとても感慨深い気持ちで別れの言葉を書く。このクラブでの素晴らしい9年間を経て、僕にとってキャリアの新しいページを開く時が来た。2015年にここへ来てから、このシャツを着て世界最高のサポーターの前でプレーできたことをとても光栄に思う。良い時も困難な時も揺るぎないサポートを受けてきた。みんなの情熱と忠誠心は僕にとって常にモチベーションの源だった」
「みんなが僕にしてくれたこと全てに感謝したいと思う。チャントや励まし、クラブへの愛情は僕の心に永遠に刻まれる思い出だ。また、ここでの9年間で出会ったすべてのチームメイト、テクニカルスタッフ、そしてクラブのすべてのメンバーに感謝したい。これまでの経験をみんなと共有できたことを誇りに思っている」
「マンチェスター・ユナイテッドはいつも僕の心の中にある。このクラブは僕のキャリアに功績を残し、みんなの前でプレーするという素晴らしい機会を与えてくれた。僕は新たな挑戦をするために去るつもりだ。僕は常にレッド・デビルであり、情熱とともにクラブの結果を追い続ける。改めて本当にありがとう、そしてまた会おう」
なお、マルシャルのマンチェスター・ユナイテッドでの通算成績は公式戦317試合出場90ゴール47アシストとなっている。
