『あぶない刑事』夏子って誰?過去作に登場していた?

夏子を知る3人の男たち。 - (C) 2024「帰ってきた あぶない刑事」製作委員会

人気シリーズ8年ぶりの新作映画『帰ってきた あぶない刑事』(公開中)で、キーパーソンとなる夏子に注目したい。舘ひろし演じるタカこと鷹山敏樹と柴田恭兵演じるユージこと大下勇次と縁がある人物という設定だが、過去作に登場していたのだろうか?

1986年より放送された人気刑事ドラマ「あぶない刑事」シリーズは型破りな刑事のタカとユージの活躍を描き一大ブームとなった。劇場版8作目となる本作では、定年退職して刑事を引退し、ニュージーランドで探偵として第二の人生をスタートさせていたタカとユージが横浜に戻ってくる。主演の2人に加え、浅野温子仲村トオルベンガル長谷部香苗らが続投するほか、ヒロインの土屋太鳳吉瀬美智子岸谷五朗西野七瀬早乙女太一らが新たに名を連ねる。

横浜に戻ってきたタカとユージのもとに、彩夏(土屋)が「母を探してほしい」と依頼してきたことから物語が始まる。その母親というのが夏子で、タカとユージにとっては縁が深い女性だったことから、二人とも実は彩夏は自分の娘ではないかと疑問を抱く。

『あぶない刑事』シリーズでは、基本的にタカとユージのプライベートに関しては言及されていない。女性に甘い言葉をささやいたり、二人でふざけて女性を取り合ったりするシーンはあるものの、決まった恋人の存在はほぼなかった。タカの恋人として明言されているのは、『さらば あぶない刑事』で菜々緒が演じた夏海が有名だが、夏子ではない。

これまで夏子というキャラクターが登場したことはなかったが、タカとユージが彩夏を自分の娘ではないかと思うほど、深い関係にあった人物であることは確かだ。同じく夏子の過去を知る人物として、岸谷演じる劉飛龍(リウ・フェイロン)も登場する。タカとユージとも腐れ縁のようだが、こちらも初登場となる。夏子の存在は最新作にとって重要な要素となっており、劇中である事実と結びつくので注目だ。(今井優)

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