北朝鮮、軍事偵察衛星とみられるもの発射 沖縄近海に島根県水産練習船停泊…被害なし

27日夜、北朝鮮が軍事偵察衛星とみられるものを発射しました。
島根県の水産練習船が沖縄県近海に停泊していたものの、被害などはありませんでした。

北朝鮮は27日10時43分ごろ、弾道ミサイル技術を使用した軍事偵察衛星とみられるものを発射しました。
政府は、沖縄県にJアラート・全国瞬時警報システムを発令しましたが、打ち上げは失敗したとみられます。

島根県は28日午前危機管理連絡会議を開き、被害がないことを確認しました。
島根県の水産練習船・神海丸は当時、那覇市の北北西約10キロのところに停泊中でしたが、こちらも被害はありませんでした。

島根県防災危機管理課 加本純也 課長
「6月4日までは、発射予告期間となっているので、何があってもいいように、しっかりと対応していきたい」

また、鳥取県にも被害の報告は入っていません。
北朝鮮は27日から6月4日の間に衛星ロケットを発射するとしており両県では今後も緊張感を持って対応するとしています。

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