第7回Digital China Summit開催、中国南東部の福建省福州市で実り多い成果

実り多い成果を収めた第7回Digital China Summit

AsiaNet 0200175 (1088)

第7回Digital China Summit開催、中国南東部の福建省福州市で実り多い成果

【福州(中国)2024年5月27日新華社=共同通信JBN】第7回Digital China Summit(DCS、デジタル・チャイナ・サミット)が2024年5月24-25日、中国南東部の福建省福州で開催されました。この盛大なイベントは、国家発展改革委員会、国家データ管理局、中国サイバースペース管理局、中国科学技術省、国務院国有資産監督管理委員会、福建省人民政府が共催し、福州市政府と関連部門が企画しました。

国家データシステムの最適化と調整の後に初めて開催された今年のDCSは、「Unlocking the Value of Data Elements and Developing New Quality Productivity(データ要素の価値を解き放ち、新たな質の高い生産性を開発する)」をテーマに開催されました。様々な分野の代表者が新技術、モデル、ビジネス革新について議論し、デジタル時代の中国を見わたすトレンドを形成しました。

今回のサミットでは合計421件のデジタル経済プロジェクトが調印され、投資総額は2030億元に達しました。これらのプロジェクトはデジタル産業、デジタルトランスフォーメーション、新インフラストラクチャ-に及び、質の高いデジタル経済の産業チェーンを構築し、福建省のデジタル経済に新たな勢いをもたらすことを目指しています。

サミットでは一連の新しいデジタル技術と製品が発表され、データ資源とデジタルセキュリティー、デジタル経済、デジタル政府サービスなどのテーマを扱った13のサブフォーラムが成功裏に開催されました。

今年のDCSでは、2023年における中国のデジタル経済の着実な成長を報告する「Report on Digital China Development(2023)(デジタルチャイナ発展報告(2023年))」も発表され、中核産業の付加価値がGDPの10%を占めることが示されました。また、データファクター市場はますます活発になっており、2023年のデータ総生産量は32.85 ZB(ゼタバイト)(1 ZBは10垓(がい)バイトに相当)に達し、前年比22.44%増でした。さらに、中国のデジタルインフラは拡大し、総演算能力は230 EFLOPSに達し、世界第2位になりました。

DCSは2018年から7年連続で開催され、成功を収めています。

ソース:Secretariat of the Digital China Summit Organizing Committee