「女性の全ての悩みに応えたい」 名護市田井等に産婦人科、6月1日にオープン 院長が意気込み

 沖縄県名護市田井等に6月1日、産婦人科の「みちこ女性クリニック」がオープンする。院長の和田美智子さんは「出産のみならず女性の全ての悩みに応えていきたい」と意気込む。

 和田さんは、京都大学医学部を卒業し、県外の総合病院などに勤務。2020年から名護市大北の美ら海ハシイ産婦人科で副院長を務めた。

 4年間、市内の産婦人科で働く中で、北部地域は産婦人科の受け皿が少ないことを実感。予約が取りづらく、待ち時間が長いため、薬を継続して受け取れなかったり、問題の発見が遅れるケースを多く見たという。「北部地域で産婦人科の診療を手厚くしたい。利用しやすい産婦人科を目指す。特に子宮がん検診に力を入れ、早期発見につなげたい」と話す。

 妊娠出産の他、月経のトラブルや更年期障がい、出生前診断など幅広く対応する。仕事終わりに来やすいよう受付時間は平日は午後6時まで、土日は午後1時まで。アプリで予約や会計ができる「デジスマ診療」も取り入れる。休診日は火曜日と祝日。

 予約や詳細は同クリニック、電話0980(43)8770かホームページから。(北部報道部・松田駿太)

6月1日に名護市田井等にオープン予定のみちこ女性クリニック
和田美智子院長

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