木村拓哉、3rdアルバム『SEE YOU THERE』に明石家さんまら8名が楽曲提供 AI手がける収録曲MV公開も

木村拓哉が、2年7カ月ぶりとなる3rdアルバム『SEE YOU THERE』を8月14日にリリースする。

前作『Next Destination』は2022年1月とコロナ禍でのリリースだったため、木村からのメッセージとして「こんな困難な時だからこそ、みんなで次の目的地を探そう」といった意味が込められた作品に。また、ライブでは声出しができない中、会場に来場したファンと共にどうすれば声が出せない状況でもライブを楽しめるかを模索しながらライブが実施されたという。

今作のアルバムのタイトルは、ファンを第一に想ってつけたという『SEE YOU THERE(あの場所で会おう)』に。「どんな逆境が待っていても常にブレることなくファンのことを第一に考え、そしてライブ会場には必ず自分がいて、ファンにできる限りのパフォーマンスを提供する」という、木村の熱いメッセージが込められている。

参加アーティストは、AI、明石家さんま、Uru、久保田利伸、竹内まりや、堂本剛、柳沢亮太(SUPER BEAVER)、吉田拓郎の総勢8名。収録曲の「メニュー」は1月に放送された『さんタク』(フジテレビ)にてTV初パフォーマンスされ、前作「Born ready」とは違った角度で、さんまが大人の恋愛をイメージした作詞を手がけている。

また、木村の主演ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ)の主題歌となったUruの楽曲「心得」を木村がカバー。新たに木村のフィルターを通し、リアレンジと共に表現されているとのこと。現在放送中のドラマ『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日)の主題歌には、木村の2ndアルバムにMAN WITH A MISSIONが提供した「I'll be there」のセルフカバーバージョンが起用されているが、今作では木村によって同楽曲が“逆セルフカバー”される。

1996年にドラマ『ロングバケーション』(フジテレビ系)の主題歌を務めて以来、木村と親交があるという久保田利伸は、「No Night, No Starlight」「‘Cause I love you」の2曲を提供。ソロアルバムとしての楽曲提供は初となり、久保田本人の強い要望で最終的に2曲が収録されることになったとのこと。竹内まりやはピュアなラブソング「“10月の恋人たち(Lovers in October)”」を提供。当初、竹内のデモテープではアメリカン60‘s的なミディアム曲だったが、木村の「ロックテイストで表現してみたい」とのアイディアから、多保孝一へアレンジを依頼。最終的にミディアムロックへと昇華されている。吉田拓郎には木村自らが楽曲提供を依頼。吉田のツアーメンバーで多くの楽曲制作にも携わっているギタリスト 鳥山雄司がアレンジを担当している。

また、本情報とともにAIから提供された収録曲「Stay Safe」のMVが公開された。同楽曲はコロナ禍よりここ数年、木村自身がずっと言い続けてきた「Stay Safe」という印象的なフレーズをもとにAIが作詞し、コーラスとしても参加することで、繊細かつ重厚な仕上がりとなっている。2月に関東近郊にて撮影されたMVは、何もない砂浜でファンにとっての道標になるかのように、木村が1人で熱唱しているシーンが印象的な映像に。

さらに、初回限定盤Aと初回限定盤Bを同時購入すると『オリジナル卓上カレンダー2025』がプレゼントされることも決定。早期予約特典となり、今作のために完全撮り下ろしにて製作されたものになっている。また、全店共通購入先着特典として、リアルショップ特典にB2ポスター、オンラインショップ特典にはポストカードが用意されている。

<木村拓哉 コメント>

2022年のアルバムリリース、コンサートツアー後、すぐに次の作品を届けたいと思って、作業をさせていただいたものがようやく形となりました。今回もたくさんのアーティストの皆様のお力を借りてアルバムを完成させることができました。本当に感謝しています。さんまさんとは前回のロケの時の話を受けて有言実行していただきました(笑)。
今回楽曲提供して頂いた方々のフィルターを通すと自分はどのように写っているのか?それを受け取った時に自分はどのように表現するべきか、自問自答しながら表現してみました。ぜひ全ての曲を皆さんに早く届けたいと思っています。今回まず第一に思ったことは自分を支えてくれている人と何か一緒にできないかということでした。今作はそんな気持ちを持ちながら皆さんと共にアルバムを形作っていきたいと考えています!ぜひ、共に進んでいきましょう!

<提供アーティストコメント>

■AI

木村さんってどんな気持ちなんだろう、、というところから色んな映像を見たり言葉や振る舞い、声をよーく聴いてみたり、きっと色んな事を乗り越えてきたんだろうな、、と勝手にですが、彼の立場になって今1番伝えたい事はなんなんだろう、、、こういう気持ちでいるんじゃないかなーーー、、、、って考えて作ったらこうなりました。

トラックはUTAくんなのでもう最高しか作らないし、作りながら木村さんが歌った時に彼の周りの全ての人達が何かを感じてくれたらいいよねーって言いながらでした。

そしてついに木村さんの声が入ったの聴いた時はもう、、感動でした。。

とにかく是非聴いてみてください🙏✨🙏

■明石家さんま

前回のさんタクで奄美大島のロケに行った時に、「次のアルバムではバラードを書く」と言ったのを木村が覚えていて、もう一度作詞に挑戦することになりました。考えた末に今回は「メニュー」というタイトルの曲を書いてみることにしました。「ドキドキさせるデートメニュー」を懸命に用意したのにも関わらず、木村が振られてしまうという曲にしようと思って作詞しました。二人の関係がうまく行くいっていた時(1番のサビ)のデートメニューには必ず単語の頭文字が「H」になっていて、振られた後のデートメニューの提案(2番のサビ)は「H」が付かない、そんな大人の恋愛ソングにしたかったです。男性の目線で書いたつもりだったんですが、完成してみたら女性の心も入っていると木村に言われてしまいました。

これで作詞は最後にさせてください!

・・・次はフォークソングを書かせてください(笑)

■Uru

ドラマ『風間公親-教場0-』の主題歌を担当させていただけたことがとても光栄で嬉しかったのですが、
木村さんが「心得」を歌ってくださると聞いた時にはものすごく驚きましたし、この楽曲を大切にしてくださっていることに心から感謝しています。
原曲とはまた違った新鮮なアレンジと、木村さんの凜とした歌声に「風間」を感じながら聴かせていただきました。
「心得」の新しい顔を見ることができました。本当にありがとうございました。

■久保田利伸

何だってできる、どの種のGrooveも見事にものにしてしまう木村くん!
最先端のTrapだってAflo BeatsだってCoolに乗りこなしてしまうだろう。
でも唯一無二の木村くんの個性はそれで片付かない。時代を超越した堂々感と飄々感!
そんな視点で2曲作らせてもらった。Old School遊びのFunkと、EvergreenなBlues。
両曲ともSo Beautifulな出来!人生観まで声に乗せてくれた。天晴れ、Bro!

■竹内まりや

この度は光栄にも作曲のご依頼をいただきありがとうございました。曲を作るにあたって真っ先に考えたのは、「50代の拓哉君だからこそ少年のような胸キュンラブソングを歌ってみてほしい」ということでした。多保孝一さんの編曲によるギターサウンド全開のゴキゲンなトラックが完成し、さらに拓哉君の伸びやかな歌声が乗って、みごとにその願いは叶えられました。ライブでこのロッカバラードが聴ける日を心から楽しみにしています!

■堂本 剛

25年以上も続くこの音楽人生のなかで、シンガーソングライターとしての活動も20年以上の時が経ちました。
その後半には楽曲をご提供させていただく機会も多くなり、日本を代表する偉大なミュージシャンの方々へと数々の楽曲をご提供させていただきました。そしてこの度は大先輩である木村拓哉さんからオファーをいただきました。僕の人生のなかにこのような日が訪れるとは夢にも思っておりませんでした。
お兄さんの色気が音と音の隙間にまで漂うダンスナンバーを是非ご堪能ください。

■柳沢亮太(SUPER BEAVER)

ご縁あって「ここにいる」という楽曲を提供させて頂きました。
子どもの頃から一方的に観続けてきた木村拓哉というその「人」を、自分なりに想って想って書いた楽曲です。
デモ音源を聴いて下さった後に伝えられた木村さんの想いを伺って、この楽曲の矢印が完全にあなたへと向き切ったことを実感しました。
曲に込めた本意であり、とてもとても嬉しい瞬間でした。真っ直ぐ届きますように。

■吉田拓郎

「テレビの番組で何回か笑いあった
その中で彼の「心臓」を見た事があった
それは僕が「肺」でいつも感じていた夢と合致した
世の中はある種のイメ-ジで彼をとらえている
それは「胃」がもたれるような勝手な想像だ

曲の依頼があった夜
僕は彼の「呼吸器」に飛び込む決心をした
酸素と水分と多少のサプリを持って

彼はそれ等を吸収しながらも
結果的にオリジナルな「消化器」を駆使して
彼が信じる「血液」へと導いた

だから今ここにキッチリと彼がいる
彼は彼自身を誰より知っている
彼だけが知っている道を前へと進む
そして彼への憧れの「脳波」を生みだす

僕は愛用の胃薬を今日から飲まない
またいつか彼に会える日を想い描いている」

(文=リアルサウンド編集部)

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