B1滋賀が前長崎の前田健滋朗HCと複数年契約「最高の景色を」“塩のようなリーダー”手腕に期待

B2からB1への昇格を決めた滋賀レイクスは5月28日、前長崎ヴェルカヘッドコーチの前田健滋朗氏と、2024-25シーズンを含む複数年契約に合意したと発表した。

前田HCは大阪府出身の33歳。北陸高校から東洋大学、早稲田大学大学院を経て2015年にトヨタ自動車アルバルク(現:アルバルク東京)でコーチングキャリアをスタートさせると、オーストラリアNBLのメルボルン・ユナイテッド、秋田ノーザンハピネッツでもアシスタントコーチを経験。長崎にはBリーグ参戦初年度だった2021-22シーズンに入団し、2022-23シーズンからヘッドコーチを務めた。

長崎のヘッドコーチを務めた直近2シーズンは、B2リーグ西地区2位、プレーオフ準優勝という好成績を残してB1昇格を果たすと、今シーズンは激戦のB1西地区で27勝33敗の6位と奮闘。2020年創設の新興クラブを最短3シーズンでトップカテゴリーに導いた。

今回の移籍決定に際して、前田HCは「滋賀レイクスは16年の歴史のあるクラブであり、2023-24シーズンでは、B2優勝・B1最短復帰を果たし、現在Bリーグでも非常に勢いのあるクラブです。このような素晴らしい歴史と非常に勢いのあるクラブのHCを任せていただけることに大変感謝しております。HCとして、皆様の日常がレイクスを通して、より豊かになり、皆様の誇りとなるクラブになるために、そして滋賀県がさらに盛り上がるように、全力を尽くします!よろしくお願いします。 共に、最高の景色を見に行きましょう」と、滋賀のクラブ公式サイトを通じてコメントした。

また、原毅人スポーツディレクターは、「滋賀レイクスの次のテーマセットとしては、単一シーズン完結ではなく、『現B1での2シーズン+新リーグ開幕』を含めた複数シーズンを見据えて参ります」と、前田HCとの複数年契約に込めた思いを説明。続けて、「前田コーチが形容するご自身のリーダーシップスタイルとして『塩のようなリーダー』という表現があり、人物事にアジャストしたリーダーシップやコミュニケーションでチームをまとめ上げていただけると期待しております」と、その手腕に期待を寄せた。

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