カディス、チームを乗せた飛行機がエンジントラブルで緊急着陸…搭乗していた選手は「死ぬんじゃないかと思った」

カディスは27日、チームを乗せたチャーター便が緊急着陸を余儀なくされたことを報告した。

クラブレジェンドであるマヒコ・ゴンサレス氏の名を冠したスタジアムの落成式に出席するため、同氏の母国エルサルバドルに向かったカディス。スペイン紙『マルカ』や『アス』によると、ホンジュラス経由でエルサルバドル入りする旅程だった中、チームを乗せたユーロアトランティック航空のボーイング767が、スペイン・ヘレス空港を離陸後にエンジントラブルに見舞われたとのこと。エマージェンシーを宣言し、セビリア空港に緊急着陸。幸いにも負傷者は出なかったと、報じている。

また、搭乗していたカディスのMFアレックス・フェルナンデスが『El Chiringuito』に出演。事故発生当時の機内の様子について語った同選手は「死ぬんじゃないかと思った…すべてが頭をよぎったよ。ちょっとした爆発音に気づき、クルーたちは少し緊張した様子だった」としつつ、「エンジンに問題があったようで、すぐに降りる必要があるというアナウンスが流れた。幸いなことに、僕たちは全員無事だ」と明かしている。

この事故を受けたカディスは、「状況と航空会社側で解決策を見つけることが不可能であることを考慮して、エルサルバドルへの旅行はキャンセルされた」とした上で、「今後、我々はホルヘ・“マヒコ”・ゴンサレス、エルサルバドル、そしてエルサルバドルの人々への約束を果たすために取り組んでいく」と発表。スタジアムの落成式に出席する他、エルサルバドル代表との親善試合も組まれていたが、そのすべてに参加しないことが決まった。

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