安心安全なまちづくりに向け事業計画 「事故抑止の活動を強化していく」 交通安全対策協議会/岡山・津山市

岡山県津山市交通安全対策協議会の本年度総会が27日、津山市役所大会議室で開かれ、交通事故のない安全安心なまちづくりに向けた啓発活動など事業計画を決めた。

関係34団体の代表ら約40人が出席。

会長の谷口圭三市長が「歩行者の夕暮れや夜間外出時の反射材活用、自転車でのヘルメット着用など被害軽減には継続的な啓発が大切」、副会長の安原卓志津山署長が「自転車でのヘルメット非着用の死亡事故が今年発生しており、管内の着用率は約11%と全国平均を下回り、事故抑止の活動を強化していく」とあいさつ。

続いて同署の原田錦哉交通課長が「今年の市内の人身事故発生件数は61件と減少傾向にあるものの、自転車の自損事故で1人が死亡している」と近況を報告した。

議事に移り、事業計画では▽自転車・電動キックボード利用時のヘルメット着用と交通ルール遵守▽信号機のない横断歩道での歩行者優先の徹底▽子どもと高齢者の安全な通行の確保―など全国と県の重点目標に沿い、推進大会や広報・啓発、交通安全教室開催といった活動を進めることを承認。このほか新規の委員に21人を委嘱した。

市内の事故発生状況について話す原田課長

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