マブスの新人デレック・ライブリー2世が第4戦出場は微妙も、クリーバーが復帰へ前進

ダラス・マーベリックスとミネソタ・ティンバーウルブズによる「NBAプレーオフ2024」のウェスタン・カンファレンス・ファイナルは、第3戦を終えてマブスが3勝0敗とし、シリーズ突破に王手をかけている。

5月27日(現地時間26日、日付は以下同)にアメリカン・エアラインズ・センターで行われた第3戦では同点10度、リードチェンジ13度の末に116-107でマブスが勝ち切った。

この試合、マブスではルカ・ドンチッチが33得点7リバウンド5アシスト5スティール、カイリー・アービングが33得点4アシストをたたき出したほか、PJ・ワシントンが16得点8リバウンド、デリック・ジョーンズJr.が11得点を記録。

その一方、先発センターを務めるダニエル・ギャフォードの控えとして奮戦してきたデレック・ライブリー2世は、第2クォーター序盤に相手選手のショットに対してブロックショットすべく跳び上がったものの、着地時にバランスを崩した。その後リバウンド争いへ向かったカール・アンソニー・タウンズ(ウルブズ)のヒザが首の後方に接触したことで首を捻挫してしまい、コートを後にしていた。

20歳の新人センターは、首の深刻なケガを回避し、NBAの脳震盪プロトコルにも該当しなかったのだが、29日のシリーズ第4戦の出場ステータスはダウトフル(Doughtful=疑わしい)で、『TNT』のクリス・ヘインズ記者は欠場すると報じている。

ライブリー2世は、プレーオフ15試合に出場して平均21.5分8.5得点7.1リバウンド1.5アシスト1.1ブロックにフィールドゴール成功率65.3パーセントを残しているだけに、マブスにとっては戦力ダウンとなる。

ただ、ロサンゼルス・クリッパーズとのファーストラウンド第6戦で右肩の肩鎖関節脱臼に見舞われ、無期限の離脱になると報じられていたマキシ・クリーバーが、第4戦でクエスチョナブル(Questionable=不確か)へアップグレードされており、5月4日以来、約1カ月ぶりにコートへ立つことができるかもしれない。

32歳のクリーバーは、208センチ108キロのビッグマンで、今年のプレーオフでは6試合に出場して平均19.4分5.7得点2.7リバウンド1.5アシストにフィールドゴール成功率52.4パーセント、3ポイントシュート成功率55.6パーセントを残している。

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