中日の本拠地「バンテリンドーム ナゴヤ」の屋根掃除 メンテナンス作業はたった3人!【東区】

中日ドラゴンズの本拠地「バンテリンドーム ナゴヤ」。最大収容人数約5万人を誇る巨大なスタジアムは、野球の試合だけでなくライブやさまざまなイベントで活用されています。

そんな巨大なスタジアムではお手入れのスケールもケタ違い! 今回はバンテリンドーム ナゴヤの裏側に潜入し、熱い試合を支えるお手入れ現場に密着しました。

バンテリンドーム ナゴヤの屋根の掃除は手作業

バンテリンドーム ナゴヤを覆う屋根には大きな天窓や太陽光発電シートなど、お手入れが必要な設備がたくさんあります。

大切なお手入れの1つが給排気設備から出る煙でついたススを取り払う作業。バンテリンドームの屋根はすべて手作業で清掃作業が行われています。

屋根の掃除を行うのは、東京スカイツリーや六本木ヒルズなどのメンテナンスを担うプロの掃除職人。たった3人という少人数にも関わらず、バンテリンドーム ナゴヤを覆う巨大な屋根をわずか3日でピッカピカに磨きあげます。

1カ月半で80カ所以上をメンテナンス

野球シーズン開幕までにお手入れが必要な箇所は80カ所以上。これらを1カ月半の短い期間に急ピッチで仕上げていく必要があります。

野球の試合に必要となるピッチャーズマウンドも重要な場所。バンテリンドーム ナゴヤはコンサートやイベントなどでも使えるよう、油圧式のマウンド昇降システムでフラット芝生とマウンドが入れ替えられるようになっています。この動作チェックも欠かせないお手入れの1つです。

大切なお手入れポイントが人工芝。走塁やスライディングによって飛び散った土を専用の機械で除去したり、潰れてしまった芝生を起こしたりと、最良の状態でプレーができるようしっかりとお手入れします。

さらに2024年はバンテリンドーム ナゴヤでは初めてとなる「ファウルゾーン芝広告」の設置作業も実施。職人の手によって美しい広告が入りました。

職人しか見られないバンテリンドーム ナゴヤの絶景

ボロボロになったホームベースも手作業で交換。バンテリンドーム ナゴヤでは、半年に一度のペースで新品に交換しています。

ちなみにバンテリンドーム ナゴヤで使われているホームベースの厚みは12センチ。使い終わったホームベースは、選手のサインを入れてプレゼントされているとのこと。ファンにはたまらない超激レアアイテムです。

高さ約64メートルもの場所にある天井のスピーカーは、専用のゴンドラに乗ってお手入れ。天井まで片道約30分かけてゆっくりと移動します。ドームで最も高いところからの風景は、作業員しか見られない絶景です。

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