ヤンバルクイナの生態、読み聞かせで学ぶ 博物館職員「大人になった時、名護で子育てしているかも」

 【名護】名護市大中の名護博物館は25日、開催中の「名護の鳥展」に合わせてヤンバルクイナに関する絵本の読み聞かせ会を開いた。博物館の職員で、長年ヤンバルクイナの保護活動に取り組む岸本和也さんが読み聞かせした=写真。

 子どもたちは、絵本の写真を見つめながら、天敵が少ないやんばるの森で飛ぶ必要がなくなったヤンバルクイナの特徴や生態などを学んだ。

 岸本さんは「昨年名護市で初めてクイナが確認された。みんなが大人になった時に、もしかすると名護でクイナが子育てしているかもしれない」と語りかけた。

 名護小学校2年の比嘉夢愛(くれあ)さん(8)は「マングースやネコが天敵なのを初めて知った。いつかヤンバルクイナを見てみたい」と話していた。(北部報道部・松田駿太)

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