中国外交部の毛寧報道官は27日の定例記者会見で、3月にパキスタン北西部のカイバル・パクトゥンクワ州で発生したダス水力発電所ダムテロ事件について記者の質問に答えました。
記者会見では、「パキスタンは最近になり記者会見を行って、3月26日に発生した、ダス水力発電所ダム建設に従事する中国人の車列に対するテロ攻撃の調査結果を発表した。中国として、これにどう反応するのか」との質問がありました。
毛報道官は、「パキスタンのテロ事件に関する調査は重要な進展を遂げている。中国は、パキスタンが引き続き、真相をすべて明らかにし、犯人をすべて逮捕して厳罰に処すことを支持する」と述べた上で、「中国はパキスタンにおける中国側の人員、プロジェクト、機関の安全を確保するため、パキスタン側との安全保障協力を引き続き強化していく」と説明しました。
毛報道官はまた、「テロリズムは全人類の共通の敵であり、地域の発展や安定に対する病巣だ。中国は地域の国々に向けて、テロ対策協力を強化し、すべてのテロ組織とその繁殖する土壌を根絶し、各国共通の安全と発展の利益を守るよう呼びかける」と強調しました。（提供/CRI）
