「過剰評価。トップではない」マンU指揮官、同胞のリバプール新監督を猛攻撃! 代わりにPSVを激賞「全ての面で2クラス上」

ユルゲン・クロップ監督がリバプールをついに退団し、2015年から続いていた長期政権はついに終わりを迎えた。

後任は今季までフェイエノールトを率いていたアルネ・スロット。リバプールが公式サイトで「フェイエノールトでの3年で大成功を収めた。2022-23シーズンにリーグ制覇に導いたほか、エールディビジ年間最優秀監督に2度輝いた」と紹介すれば、本人も「世界有数のビッグクラブで監督になるチャンスは、スポーツマンとして無視できない」と意気込み十分だ。

その手腕に期待が高まる一方で、大胆不敵に牙を剝いたのが、マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハーフ監督だ。

英紙『Mirror』によれば、就任2年目の今季はプレミアリーグ8位に終わり、オールド・トラフォードでの将来が不安視される54歳のオランダ人指揮官は、9歳下の同胞に関して、こう言い放った。

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「人々はフェイエノールトを過剰評価している。今年のフェイエノールトは安定していたが、トップではなかった。PSVが全ての面で2クラス上だった。ボール支配率、プレッシャーのかけ方、インテンシティ、どれをとってもね」

新たにペテル・ボシュを監督に迎えたPSVは今季、フェイエノールトを抑えてオランダリーグ制覇を果たした。テン・ハーフはとにかく、フェイエノールトのライバルで、自身がかつてコーチを務めた古巣を推す。

「ボシュと彼のスタッフは一流の仕事をしたが、クラブ全体もよくまとまっていた。PSVは他を圧倒していたし、フェイエノールトよりもずっと良かった」

もしテン・ハーフが続投すれば、来季のマンチェスター・ユナイテッド対リバプールは、指揮官の因縁を含めて大きな注目を集めそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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