絶景なのに秘境! 豊田市「保殿の七滝」は穴場すぎて人が来ない...【下山地区】

豊田市南東部にある下山地区は、名古屋から車で1時間ほどの場所にある自然豊かなエリア。緑豊かな自然に癒しを求め、多くの観光客が訪れます。今回は風光明媚な下山地区にある絶景スポット「保殿(ほどの)の七滝」に注目。「穴場過ぎて人が来ない」という観光協会の悩みを救うべく、その魅力を徹底リサーチします。

ハイキング気分で楽しめる一の滝~四の滝

「保殿の七滝」は下山地区を流れる野原川に沿って点在する七つの滝の総称。一の滝から七の滝まで約1時間で巡ることができます。

道路からハシゴをつたって下りた場所にあるのが、3段に分かれて流れる「二の滝」。秋には紅葉とともに美しい滝の流れを楽しめます。

三の滝は大きな一枚岩の間を流れる雄大な滝。「保殿の七滝」の周辺には珍しい植物もたくさん生息しており、七滝巡りをしながらいろんな植物と出合えるのも魅力の1つです。

四の滝はゴツゴツとした岩場を縫うように流れる滝。神秘的な光景はパワーをもらえそうな雰囲気をひしひしと感じます。

秘境の中の秘境、五の滝~七の滝

「保殿の七滝」の中でも穴場となっているのが、五の滝から七の滝。道路沿いにある一の滝から四の滝とは異なり、山の深くまで徒歩で入っていく必要があるため、観光客がほとんど訪れないといいます。

五の滝へと向かう山道の途中あるのが“伝説の池”とも呼ばれる根池。晴天が続いても水がかれることなく、一年中同じ水位を保つことから、「若返りのパワーがある」ともいわれています。

五の滝があるのは看板も道もない場所を分け入った場所。見るだけで一苦労ですが、まるで蛇のようにジグザグと流れる水流の美しさは、他に代えがたいものがあります。

その先にある六の滝は、大きな岩の上をすべり台のように流れ落ちます。岩の上を流れる滝の音を静謐の中で楽しめます。

さらに沢沿いを歩いて行くと見えてくるのが、最後を締めくくる七の滝。何段もの険しい岩肌を流れ落ちる白滝は、上流部ならではの美しさを感じられます。

美しさにあふれる「保殿の七滝」、これからのシーズンにぜひ訪れてみたい絶景の癒しスポットです。

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