千葉ジェッツがクックスの退団を正式発表…ブースターはじめ共闘した仲間へ感謝のメッセージ

B1リーグの千葉ジェッツは5月28日、今シーズン限りで契約満了を迎えたゼイビア・クックスが退団することを正式発表すると同時に、クラブ公式サイトに選手のコメントを掲載した。

オーストラリア代表でもある現在28歳のクックスは、203センチ95キロのスモールフォワード兼パワーフォワード。2022-23シーズン途中からNBAのワシントン・ウィザーズでプレーした実績を持ち、昨夏の「FIBAワールドカップ2023」では、日本代表戦で24得点16リバウンド2ブロックと存在感を示した実力者。今シーズン開幕後に千葉Jへ加入していた。

Bリーグでは2023-24シーズン第9節からロスター入りすると、徐々にコート内で存在感を示し、5試合連続20得点以上を含む7試合連続のダブルダブルをマークするなど躍動。B1リーグ戦では46試合の出場で1試合平均14.2得点8.8リバウンド3.0アシスト1.1ブロックを記録し、東アジアスーパーリーグと天皇杯の2冠にも大きく貢献した。

クックスの去就に関しては、Bリーグのシーズン真っ只中だった3月に海外メディアが母国リーグのNBL復帰を報じており、昨日27日にクックスの古巣であるシドニー・キングスが3年契約を締結したと発表。

千葉Jからの退団発表に際して、クックスは「シーズン通して良い時、悪い時がありましたが、チームメートが1年間怪我やロスター変更、タフなスケジュールを乗り越えたことを誇りに思います。加入後の12月時点ではEASL優勝、天皇杯優勝、そしてファイナルまであと1ゲームというところまでいけるようなシーズンになっているとは思っていませんでした。ファンやスポンサーの支えがあり、チームメートの努力のおかげでたくさん達成できたと思います。究極の目標にはわずかに届かなかったですが…。千葉Jのブースターの皆さま、チームメートやスタッフは自分にとって特別な存在です。素晴らしいシーズンにしてくださった皆さまに感謝したいです」と、クラブ公式サイトにコメントを寄せた。

© 株式会社シーソーゲーム