「五輪経済」で浙江省のスポーツ用品や五輪関連製品の輸出が急増―中国

パリオリンピックが近づくにつれ、浙江省ではスポーツ用品やオリンピック関連製品の輸出ブームが高まり続けています。

パリオリンピックが近づくにつれ、「五輪経済」も引き続き熱を帯びてきています。中国の東部沿海地区にある浙江省では、スポーツ用品やオリンピック関連製品の輸出ブームが高まり続けています。

寧波前湾新区のある企業は、各種のスポーツトロフィーやメダルを専門に製造し、主にフランス、イタリア、スペインなどのヨーロッパ諸国に販売しており、この企業の工場では、自動化されたベルトコンベアーが高速で稼働しています。企業の責任者の紹介によりますと、オリンピックによるビジネスチャンスは会社に生産と販売の活況をもたらしました。昨年以降、受注量が大幅に増加し、連日のフル稼働で製品の納期に間に合わせているということです。

寧波市にあるもう一つのスポーツ用品会社の謝翔宇社長によれば、パリオリンピック関連の受注量は2022年と比較すると50%増えており、現在の受注は9月まで埋まっているということです。世界最大規模の義烏卸市場にある義烏国際商業貿易城では、各種スポーツ用品、ファンウィッグ、スティックバルーンなどのオリンピック関連製品の受注も途切れることなく続いています。

杭州税関のデータによりますと、今年1~4月の浙江省のスポーツ用品と設備の輸出は24.8%増で100億元(約2164億円)を超え、全国の同類商品の輸出総額の4分の1を占めました。このうち、義烏の1~4月のスポーツ用品輸出額は前年同期より45.6%増加したということです。(提供/CRI)

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