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「飲んでも飲まれるな!あれは嘘。飲んだらとことん飲まれろ!」
宴会で楽し気にそう語るのは、松元剛さん(50歳)。 休肝日もいらない元気な男性です。
松元さんは、23年前の感電事故で障害者になりました。左腕、 右手の人差し指、中指を失ったのです。
しかし、今は超ポジティブ。口グセは「 テンション次第で世の中が変わる!」「こういう姿なんで、 相手がどう接していいか、迷っちゃう」「 僕のテンション次第で、大きくいったら世の中が変わる感じ」。
だから、もうひとつのWBCと呼ばれる、 障害者野球の世界大会で、日の丸キャプテンを託されました。
松元さんは、この大会を通じて、自分の人生で証明したかったのです。 障害者でも人々の心を動かすプレーができるということを。そして、 たとえ指が3本になったとしても幸せをつかめると…。
そして、最後に明かされるハンドサインの意味とは――!?
名古屋を拠点に活躍するラッパーの呂布カルマさんが、ラップでのナレーションに初挑戦!
笑いあり、涙ありの感動スポーツドキュメンタリー『ゲンさんのハンドサイン』(東海ローカル)は、5月29日(水)24時25分より、東海テレビで放送されます。
<吉野健(プロデューサー)コメント> <吉野健(プロデューサー)コメント>
松元剛さんとの出会いは2010年、松元さんが、第2回世界身体障害者野球大会の日本代表に選ばれたときでした。
出会ってすぐに、松元さんの元気で明るいキャラクターに惚れ、世界大会での活躍をその年、ニュースで特集しました。
世界身体障害者野球大会は、4年に一度開催される世界大会で、2014年の第3回大会、2018年の第4回大会では、松元さんは代表には選ばれませんでした。
自分の中でも少し記憶から薄れかけていた2023年、コロナ禍の影響で5年ぶりに開催となる世界大会が、地元のバンテリンドームナゴヤで行われるという記事をネット上で目にしました。
HPで日本代表メンバーを調べたところ、なんとそこには「主将、松元剛」とあって、すぐにご本人と連絡をとり、ニュースの取材を経てドキュメンタリー番組を制作することとなったのです。
取材を通して、一番強く感じたことは、松元さんたち、障害者野球に取り組むメンバーはみんな「自分たちのプレーで人々を感動させたい!」という思いが強いということです。そして、障害者野球をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと考えていることですね。
彼らの思いに応えたく、障害者野球のリーダー(松元さん)にスポットを当て、人間性も含めて、障害者野球の魅力を知っていただけたら幸いです。
<番組概要> <番組概要>
『ゲンさんのハンドサイン』
放送日時:5月29日(水)24時25分~(東海ローカル)
ナレーション:呂布カルマ
構成:阿武野勝彦
編成:金子卓史
カメラ:田中聖介
音声:横山勝
取材:萬浪鉄平、小島範美
作曲:伊藤ゴロー(テーマ曲/幸せの証明)
音響効果:久保田吉根
整音:江崎健大
CG:丸山弘樹
編集:坪内拓磨
プロデューサー/ディレクター:吉野健
(敬称略)
制作著作:東海テレビ放送