レジェンド声優・古谷徹”老いらく不倫”で再起不能に……「もう恥晒して生きていこう」

今週の注目記事・1「古谷徹(70)レジェンド声優が名探偵コナン不倫!」(『週刊文春』5/30日号)
同・2「『山崎製パン』創業家の闇『ワンマン社長』次男の『副社長』はなぜ非業の死を遂げたか」(『週刊新潮』5/30日号)
同・3「佳子様のお相手候補『島津家の御曹司』が本誌直撃に語った」(『週刊現代』6/1日号)
同・4「秋篠宮家の危機2 小室圭さん&眞子さんが変えた佳子さま結婚計画」(『週刊文春』5/30日号)
同・5「『旧宮城野部屋』半数以上休場の実態は引退検討という『白鵬』受難」(『週刊新潮』5/30日号)
同・6「公明党がついに自民に三下り半! 『25年目の熟年離婚』」(『週刊ポスト』)6/7・14日号)
同・7「つばさの党 アジトに潜入90分」(『週刊文春』5/30日号)
同・8「石川遼ゴルフ場で19歳研修生が首つり自殺していた!」(『週刊文春』5/30日号)
同・9「『小池百合子』の東京都知事選に殴り込み 広島・安芸高田市長『石丸伸二』とは何者か」(『週刊新潮』5/30日号)
同・10「広末涼子(43)が鳥羽周作シェフと二人っきりで『埼玉の蕎麦屋デート』」(『FRIDAY』6/7・14日号)

【巻末付録】現代とポスト、SEXYグラビアの勝者はどっちだ!

今週はすべての週刊誌が勢ぞろいしたが、どこまで続く泥濘ぞ、である。

大スクープでなくてもいいが、週刊誌らしい切り口の記事もなりを潜めている。ここ数週間、それが続いている。

理由はわからない。情報が入ってこないのか、現在取材中だがまだ公開するには至っていないのか。

文春も新潮も「ワイド特集」でお茶を濁している。ネタに困ったとき、週刊誌がやる常套手段だが、合併号じゃないのにやっているのは、苦しい台所事情からであろう。

まあ、こういうときもあるさ。というわけで今週も順位なし。

初っ端はFRIDAYから。

広末涼子と聞くと「またアレか」とため息をつく方も多いと思うが、そう、アレなんです。

有名シェフの鳥羽周作とのW不倫が話題になったのは約1年前。両方とも離婚し、広末は子どもたちと暮らしていると伝えられている。

その鳥羽とはどうなっているのかとFRIDAYが追ってみると、埼玉県内の隠れ家的な蕎麦屋でデートをしていたというのである。

5月中旬の昼下がり、蕎麦屋で1時間ほどデートを楽しんだ二人は、一緒の車に乗って店を去って行ったという。

鳥羽の知人がこう語る。

「鳥羽と関係を続けるにあたって、広末さんにとっての最大のネックが3人の子供たちでした。不倫報道が出た時期は、広末さんの子供たちと鳥羽との仲はあまりよくなかった。ただ、最近になって子供たちが鳥羽に懐くようになったそうです。広末さんとしては、一番気がかりだった問題を解消できたんですね。これによって、二人は心置きなく会えるようになったのでしょう。最近の鳥羽はsioの代表取締役に復帰したり、自身がプロデュースする新店を新スポット『ハラカド』にオープンさせたりと、仕事も広末さんとの関係も順調です」

広末はFRIDAYの直撃に、

「お答えすることはないです。こういう直接の取材は受け付けていないので」

自分のいい話は得々としゃべるのに、都合の悪いとき、芸能人はいつもこういう態度を取るが、プライベートなことだからこそ、事務所任せにしないほうがいいと思うがね。

中年の男女が、コソコソ隠れてデートなどしていないで、堂々と姿を見せて愛していると取材する人間に見せつけてやればいいのに。

私はいつもこういう「芸能人言葉」が嫌いだ。広末よ、堂々と愛を貫けばいい。

さて、学歴詐称疑惑について何の説明もしないまま、小池百合子が7月の都知事選で三選を目指すらしい。

ほとんど無名で自己チューらしい広島・安芸高田市長の石丸伸二が立候補を表明しているが、勝てるわけはない。

自民党は昨日の静岡県知事選でも推した候補が負けるなど、支持率は低迷のままだから、小池の対抗馬は出さないようだ。よって、すんなり小池の勝ちかと思っていたら、出ました! 立憲民主党の“女帝”蓮舫参院議員(56)が出馬を表明したのである。

「立憲と共産党は、小池氏に対抗する統一候補の擁立に向け、調整を続けてきた。候補者の選定委員会を27日に開き、対応を決める。蓮舫氏は東京都内で会見し、立候補する理由などを説明する見通し。党関係者は『幅広い支持を得るため無所属で立候補することになる』としている」(朝日新聞Digital 5月27日 8時28分)

文春では、石丸とはどういう人物かを特集しているが、そちらに触れなくてもお許しいただきたい。

小池対蓮舫。女帝2人の夢の対決とまでいわないが、面白い構図ではある。

私は、立憲民主党では、辻本清美に立ってほしかった。彼女なら楽勝であろう。だが、輝きが薄れたとはいえ、元報道キャスターで、民主党政権時代は次期代表とまでいわれていた女性である。

テレビ出身だが、はるかに蓮舫のほうが弁がたつ。歯切れがいい。ワンフレーズでしか語れない小池百合子は見劣りがする。

だが、東京都民の一人として、蓮舫がどのような政策を掲げるのかが気になる。

小池は7つだったかの「ゼロ」を初出馬の時に掲げたが、ほとんど出来てはいない。

まず、小池が大ウソをついた築地の再開発問題について、どう考えるのかを聞きたい。

世界的な話題になっている神宮の再開発問題を一時ストップして、東京都民の考えを聞き、ストップするという選択肢まで示せるのか。

さらに大きな問題は、首都直下型地震への不十分な対応を即刻是正して、東京にある全戸を震度7以上の地震にも大丈夫な耐震都市を実現してほしい。

蓮舫が出馬表明で何を語るのか? 東京都民の多くは、小池都政に飽き飽きしていると思う。毎度おなじみだが、「Stop! 小池都政」というイメージだけの公約はなしにしてほしい。

石原慎太郎、猪瀬直樹、舛添要一、小池百合子が壊し続けてきた東京という都市を、今一度、世界に誇れる都市に蘇らせてもらいたいと切に思う。

あとそうだ、東京五輪で莫大な都民の血税が浪費されたが、その支出明細を、蓮舫が当選した暁には、公表するという公約も入れてもらいたいものである。

久しぶりに、TOKIOが燃え上がるかもしれない。

そういえば、石川遼というゴルファーがいたな。文春は、2018年に、石川のマネジメント会社「ケーアイ企画」が買収し、運営している「棚倉田舎倶楽部」というゴルフ場で、一昨年、19歳の研修生が「首つり自殺」していたと報じている。

このゴルフ場は、日米大学対抗ゴルフ選手権が行われる「聖地」だそうだが、私は知らなかった。石川の父親、石川勝美が代表。

そこの門を叩いたのが福島県内の高校を卒業したばかりのAだったという。

入社したAは、倶楽部内の寮に住み込み、カート運転や練習場の球拾いなどをしながら、プロテストに向けた練習をしていたという。

だが、支配人のXから、「あいつだけなんか悪」「おめえ、やる意味ないだろう」「頭使ってんのか」などのパワハラを受けていたというのである。

時間外労働、1年の間に自宅に帰れたのは4日だけだったという。次第に引きこもりがちになっていったAは、遂に自死を選んでしまった。

遺族が経営側に不信感を持ち、Xが通夜に来た時、「なぜこうなってしまったのか」と問うと、Xは威圧的な口調で、

「原因が何かわからないし!」

といい放ったという。

代表取締役の勝美も説明せず、遺族にも会っていないそうだ。

Aの母親は、訴訟も視野に入れていると話す。

石川遼は選手会の副会長でもある。こうした痛ましいことが起きたのだから、遺族にひと言いうべきこというまでもない。

ところで、講談社は5月24日付で「株式会社 ワニブックスの全株式取得に関するお知らせ」を発表した。

《株式会社 講談社(代表取締役社長・野間省伸)は、株式会社 ワニブックス(代表取締役社長・諸戸かな子)と株式譲渡契約について基本合意に達しました。ワニブックスの全株式を取得し、完全子会社化したことをご報告いたします。
ワニブックスは、225 万部の大ベストセラーとなった麒麟 田村裕『ホームレス中学生』、八木勇征1st 写真集『CONTACT』、乃木坂 46 田村真佑1st 写真集『恋に落ちた瞬間』など俳優・タレントの書籍や写真集を数多く手がける出版社です。料理レシピ本大賞 in Japan 2023[お菓子部門]を受賞した『とんでもないお菓子作り』などの実用書でも実績があります。また、『世界のニュースを日本人は何も知らない』、『大谷翔平を追いかけて-番記者 10 年魂のノート-』などの新書や単行本の分野でもヒット作を生み出し、近年は書籍を柱としたリアルイベントも精力的に行っています。
今回の決定により、市場の活性化に大いに寄与するとともに、出版流通の諸課題への対応にも協同して取り組んでまいります。》

ワニは従業員数70名(契約社員等を含む/2024年4月1日現在)で、売上高は23億円(2024年3月期見込=2023年4月~2024年3月)程度だそうだから、講談社の出版部の一部署ぐらいか。

出版界への大きな影響はないだろうが、元々ワニは、講談社子会社の光文社の「カッパ・ブックス」に対抗して「カッパを食うワニ」という意味を込めて命名、設立されたというから、カッパがワニを食ったっていうことか。

お次は「つばさの党」という政党(?)が、公職選挙法違反容疑で、黒川敦彦容疑者(45)ら3人が逮捕されたというお話。

容疑は、逮捕された一人、根本良輔が出馬した衆院補選で、他候補の演説を拡声器で怒鳴って妨害したというものだが、捜査二課が50人体制で特別捜査本部を設置して捜査にあたったというから、かなり異例の物々しさである。

しかし、この党がどのようなものなのかを知る人間はそう多くないだろう。文春で政治部記者がこう解説している。

「前身は、黒川らが結成した政治団体『オリーブの木』です。同年七月の参院選に候補者十人を擁立したものの、政見放送で『ロスチャイルド陰謀論』を語ったり、全員が落選したりしてメンバーが次々に離脱。二一年一月に名称変更し、現在の党名になりました」

この直後に、つばさの党は立花孝志党首がいる「NHK党(当時は「古い政党から国民を守る党」)に参加していたという。

黒川は、NHK党の幹事長になり、ガーシーの選挙にも携わったが、黒川が「女性党員の亀甲縛り」などを出しものにした政治資金パーティを計画するが、立花が反対して対立、辞任したという。

1億円を借金したのに返さないという裁判を起こされ、地裁で確定したのに、返していないという案件もあるという。

どんな主義主張をもつのも結構だが、候補が演説しているところで、拡声器でガナリたてるという幼稚な選挙妨害は、絶対やるべきではない。

そうした行為を言論の自由は保障してはいない。はき違えである。裁判でどう争うのか? 見ものではある。

ところで、ここへきて公明党が与党から離脱するのではないかという見方が広がってきているようだ。

特に、今回の派閥の裏金問題では、岸田首相の「改正」の中身があまりにもお粗末だから、もはや、自民党と組んでいると選挙が危ないという危機感があるというのだが、私には信じられない。

だいぶ前から、公明党は与党ボケして、自民党からのおこぼれに預かり、自民党以上に与党のありがたさが身に沁みついていて、野党になるなど考えもしないといわれてきた。

失礼だが、公明にはあまり裕福な境遇ではない人も多くいて、与党でなければ選挙に出られないといわれてもきた。

今回も、口だけ離脱だと、私は思っているのだが、ポストはそうではないというのだ。

政治資金規正法の改正案作りで、岸田首相は聞く耳もたないため、公明党の山口那津男代表が、「野党を含めた協議を急がなければならない」といったのである。

それも岸田首相の目の前でだ。

たしかに、これほど山口がはっきりいったことはなかった。

その背景には、岸田自民党が来る総選挙で負けた場合に備えて、日本維新の会に秋波を送っていることが気に食わないというのもある。

それに、ジリ貧の岸田自民党が総選挙で惨敗すれば、公明党も大きく議席を減らすことが考えられる。

さらには、支持母体である創価学会の「自民党離れ」が加速しているというのだ。

したがって、次の解散・総選挙では、公明党は自民党の候補の選挙協力はしないというのが大勢になってきているようだ。

政治ジャーナリストの野上忠興は、公明党は次の選挙では小選挙区に候補を立てず、比例代表だけに候補者を立てるようにすれば、自民党と選挙協力をしないで済むし、そうなれば、「25年目の熟年離婚」に向かうことになると見ている。

池田大作名誉会長亡き後の「弔い合戦」になる次の総選挙、公明党は与党から離脱できるのか。

面白いが、私は、それでも離脱はしないと思うのだが。

さて、夏場所は白鵬の次の時代の幕開けを告げる場所になった。

「大の里の前進は、優勝経験のある関脇阿炎にも阻まれなかった。立ち遅れたが足を前に運んで、3秒ほどで押し出した。
相手を一気に押し込む馬力。それは高校時代から目立っていた。7年ほど前、当時幕下だった阿炎と稽古をしたことがある。錣山親方(元小結豊真将)は『ひょろっとしていたのに、立ち合いで阿炎を吹っ飛ばしたからびっくりした』。(中略)
新入幕だった初場所は9日目までに8勝を挙げた。横綱、大関にかなわなかったが対戦が組まれ、『優勝が夢から目標に変わった』。3月の春場所では、大関貴景勝を下すなど2場所連続の2桁11勝。自信を深める一方、優勝を逃す悔しさも知った。
いまや体重181キロ。今場所は右差しを有効に使うなど、相撲の幅も広がった。初日に横綱照ノ富士を押し込んでから投げると、5、6日目には霧島、琴桜の両大関も撃破してみせた。
20歳未満の力士と飲酒したとして、場所前に日本相撲協会から厳重注意処分を受けている。この日の優勝インタビューで『本当に強いお相撲さんになっていきたい』と答え、ちいさなまげ姿で初めて賜杯(しはい)を抱いた大器。抜群の力量に、品格も備わった大関や横綱の誕生を、ファンは願っている。(内田快)」(朝日新聞Digital5月27日 5時00分)

場所前、同門の力士をいじめ、飲酒させたと報じたのは新潮だった。

相撲協会は渋々そうしたことがあったと公表したが、それも大の里の出足を止めることはなかった。

今場所は、先場所快挙を成し遂げたライバルの尊富士はケガで休場した。来場所、2人がどのような相撲を見せてくれるのか、今から楽しみである。

新潮は今週、旧宮城野部屋の弟子の北青鵬の仲間への暴力沙汰で、全員が伊勢ケ浜部屋に移籍したが、半数以上が今場所休んでいて、その多くが引退を考えていると報じている。

さらに、休場中の力士の中には、すでに引退している者もいるのに、「部屋の異変に気付かれたくないという、協会の保身のためではないか……」(旧宮城野部屋のさる関係者)

新しいヒーロー誕生に沸く相撲界だが、部屋の中での暴力沙汰をなくさない限り、また大の里も薄汚れてしまうかもしれない。

私は、熱狂的な相撲ファンではないが、先場所と今場所、ニューヒーローの誕生に、テレビの前で釘付けになった。

野球界に大谷翔平、相撲界にも出てきた。サッカーやプロ野球でもニューヒーローが出てきてほしいものである。

さて、ここから秋篠宮佳子さんの話を2本。

文春が「秋篠宮家の危機2」として取り上げたのは、秋篠宮佳子さんについてだが、どうも、これまでの蒸し返しで新味のないことおびただしい。

30歳を間近にしている適齢期の娘が結婚を夢見るのは当然だし、ましてや、皇室という不自由な中で、自分の理想の生き方を実現するのは至難といってもいいだろう。

ましてや、姉の眞子さんが多くの国民の非難を背に、逃げるようにして小室圭とニューヨークへ渡ってしまったため、秋篠宮は「佳子には絶対、そうしたことはさせない」と決意したようだから、籠の鳥、佳子さんにとっては重苦しい日々の連続かもしれない。

親ガチャではないが、秋篠宮家に生まれたことを悩んでいたこともあったのではないかと推察する。

だからといって、いつまで待っていても、彼女をそこから奪って、外の世界に連れて行ってやろうというナイトは出てきそうにない。

そんな中で、最近噂されるのが、名家・島津家の佳子さんより1つ年上の男性との話である。

4月13日、旧華族の親睦団体「霞会館」で行われていた島津家の「錦江会」という集まりに、上皇夫妻と一緒に、佳子さんが初めて参加したというのだ。

島津家は皇族との縁も深く、香淳皇后の母親は島津家本家の娘だったという。

すわ、上皇后が、佳子さんの相手を紹介するために同道したのではないかと、女性週刊誌などでは喧しく報じられた。

だが当日、その男性はその会には出席していないことが判明した。だが、それでも名門の貴公子で、現在は小室圭が勤めていたメガバンクにいるという男性が、佳子さんのお相手候補に浮上してきたのは間違いないのではないか。

佳子さんに合う適齢期の男性がそこら中にいるわけではないし、秋篠宮もそうした候補たちの身辺調査をしているかもしれない。

というわけで、文春が報じている秋篠宮家の危機は二番、三番煎じだと思われるが、今そこにある佳子さんにとっての「慶事」なら、あり得るのではないだろうか。

そこで現代が、当事者の「貴公子」へ直撃したのであるが……。

ゆったりとした紺のスーツにノーネクタイ。旧型のプリウスに乗り込もうとした時、記者に気付き、彼の方から近付いてきて、丁寧に対応してくれたというのである。

その答えはいかに?

――佳子様のお相手として名前が出ていることについて、どう思われますか。

「よくわからないので」

――ご自身の知らないところで、名前が出てしまっている?

「まあそうですね。自分のことなんですけど、ちょっとよくわかりません」

――周囲からは何か聞かれたりしますか。

「記事が出れば聞かれることもありますが、それだけですね」

記者の質問力のなさは否めないが、これだけ堂々と答えるのは、事前に「予感」していたと考えられないだろうか。

少なくとも全否定はしていない。

まだ噂程度かもしれないが、そんな話が耳に入っているのではと勘ぐりたくもなる。

名家の人間がすべていい人だとは思わないが、結婚を前提ではなく佳子さんと一度会わせて、話し合わせてみたらどうだろう。

佳子さんの春は、そう遠くない時期に来るかもしれない。

姉の眞子さんは、どんなアドバイスをしているのだろう。佳子さんと愛子さんの幸せの型ってどのようなものになるのだろうか。気になる今日この頃ではある。

ところで、昨日のダービーはビックリした。横山典弘騎手が騎乗した9番人気のダノンデサイルが内から足を伸ばし、1番人気のジャスティンミラノは2馬身も離されて2着。

2番人気のレガレイラはその更に後ろだった。

ダノンデサイルは故障で皐月賞を取り消していた。もし出ていれば皐月賞もぶっこ抜いたかもしれないが、ジャステインなどと比較する物差しがなかった。

私は、ジャスティンミラノからの馬単1着流しで、ダノンは買っていたが、2着ではカネにならない。

横山の好騎乗もあった。終始インで我慢して、直線坂上から抜け出てきた、まるで大の里のような横綱相撲だった。

これが本物かは秋の菊花賞でわかるが、もしかすると超大物誕生かもしれない。

さて、次は、新潮が連続で追及している山崎製パンの闇である。

新潮は、ここ何週か、山崎製パンで従業員が指を切断する事故が頻繁に起こっていると報じてきた。

さらに、同社の現役社員が、

「本社の社内では、“管理職にはなりたくない。管理職は罰ゲームだ”と言われていますよ。社長が朝7時までに来るので、専務クラスなら6時半、部長クラスなら6時15分頃には出社しなければなりません」

そうした“空気”がある中で、千代田区岩本町の本社で異変が起きたのは、今年の1月9日だったという。

副社長の飯島佐知彦が12階で自殺していたというのである。彼は長男の幹雄と共に副社長で、社長候補だったというのだ。

ところが2021年、デイリーヤマザキ事業は社長直轄になり、佐知彦と幹雄の担当の多くを入れ替える辞令が出されたそうだ。

先の現役社員がこう話す。

「佐知彦さんがメンタルの不調を訴え、それで担当が代わったと聞いています」

職場の環境が次期社長の心を蝕んだのだろうか。

取引先の関係者はこう推測している。

「山崎製パンの取引先の間では、佐知彦さんがメンタルに不調をきたしたきっかけは、数年前に油脂価格が高騰した際、社長が激怒して佐知彦さんを執拗に叱責したことだ、と言われています。長男の幹雄さんは叱られ慣れていたけど、佐知彦さんは慣れておらず、メンタルをやられてしまったと。それが治りきっていないのに社長から出社を促され、亡くなってしまったと聞いています」

ワンマン経営者は、自分の子どもでさえも厳しく叱責し、死に至らしめてしまったのだろうか。

新潮はこのほかにも、取引業者たちからカネをもらう社風があると批判している。

私はパン好きだが、最近、駅の前のパン屋が閉店しまって、買うところがなく困っている。

しょうがなく、コンビニなどで食パンを買うのだが、こういう話を知ると手に取るのを躊躇する。

そのうち、パンもAmazonで取り寄せるようになるのだろうか。

ところで、映画『関心領域』を見た。

「『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』のジョナサン・グレイザー監督がイギリスの作家マーティン・エイミスの小説を原案に手がけた作品で、2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門でグランプリ、第96回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞。ホロコーストや強制労働によりユダヤ人を中心に多くの人びとを死に至らしめたアウシュビッツ強制収容所の隣で平和な生活を送る一家の日々の営みを描く。
タイトルの「The Zone of Interest(関心領域)」は、第2次世界大戦中、ナチス親衛隊がポーランド・オシフィエンチム郊外にあるアウシュビッツ強制収容所群を取り囲む40平方キロメートルの地域を表現するために使った言葉で、映画の中では強制収容所と壁一枚隔てた屋敷に住む収容所の所長とその家族の暮らしを描いていく」(映画.comより)

印象的なのはオープニング。タイトルが出るとすぐに画面が真っ暗になり、人の心を不安にさせる音が鳴り響く。

この映画を見る者のほとんどは、どのような映画かわかって見に来ているのだから、これから始まる「悲劇」を予兆させる。

明るくなると、そこは緑豊かで大きな川が流れる場所で、ピクニックをしている一家の楽しそうな光景が映し出される。

そこはアウシュビッツ村。一家は「ヘス」という収容所所長である。

塀を隔ててすぐ隣には何万人ものユダヤ人が殺された収容所があり、時には煙が上がり、銃声が響く。

だが、ヘスの妻の関心は、自分たちの理想の家庭を築くことしかない。

大きなドラマがあるわけではない。淡々と一家の日常が描かれるだけ。

終わり間近、その頃としては珍しいだろう掃除機を使って大きな集会所か何かを掃除している。そこの窓の外には、おびただしい靴が山のように積まれている。

そしてまた真っ暗になり、人の心を不安にさせる音が再び鳴り響く。

人間というものは、すぐ隣で大虐殺が行われていようと、関心をそこへ向けない限り、または、見ないようにする限り、ないも同然なのである。

それは今の時代でも同じだ。ウクライナ戦争は、われわれ日本人には遠い国の戦争である。

ニュースで毎日のようにやっていても、次に大谷サンがどうしたとくれば、一瞬で忘れ去るのである。

イスラエルのガザでの大虐殺も同じ。沖縄にある米軍基地でさえ、多くの日本人にとっては「関心領域の外」なのである。

見ないものはないと同じ。知ろうとしなければ、しょせん他人事。島国だから他国のことにあまり関心を持たない?

無知は罪である。そうした自分の日常に不安感を抱かせる映画で、オッペンハイマーよりもできはいい。

今週の最後は、映画『名探偵コナン』安室透の声で有名な声優・古谷徹(70)の不倫のお話。題して「名探偵コナン不倫!」の巻だ!

文春オンライン(5月22日)で経緯を見て見たい。

――「名探偵コナン」の人気キャラ・公安警察官の安室透役で知られる声優・古谷徹(70)が、古谷のファンである30代女性と4年半にわたる不倫関係にあったことが、『週刊文春』の取材で分かった。古谷も22日に自身のXを更新し、「私は、あるファンの女性と昨年9月まで4年半という長い期間不倫の関係にありました」と謝罪した。
古谷といえば、『巨人の星』の星飛雄馬、『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイ、『美少女戦士セーラームーン』のタキシード仮面、『ドラゴンボール』のヤムチャなど、数々の人気アニメに出演してきたレジェンド声優だ。その古谷は2012年に『名探偵コナン』に登場した安室役で、さらなる人気を博すことになる。
「アニメ好きだったので古谷さんの名前は知っていましたが、2016年公開のコナンの映画『純黒の悪夢』で安室透を演じる声を聞いてファンになりました。コナンの映画『ゼロの執行人』(2018年)は気がつくと45回、映画館に観に行き、古谷さんの演技に涙しました」

ファンレターやプレゼントを一方的に事務所に送るだけの日々が続いたが、2019年の元日、見知らぬ番号からA子さんにショートメッセージが届いた。

〈古谷徹です♪突然のショートメールごめんなさい!〉

そこから、古谷との親密な日々がはじまった。A子さんは、時に安室の声で愛を囁かれ、またある時は古谷から手を上げられたこともあったという。そんな2人の関係が大きく変わったのは、2021年にA子さんの妊娠が発覚した時だった――

古谷は最初のセックスの時、自分は精子のできない体だと、彼女にいっていたそうだ。

だが、妊娠したことを知ると古谷は、第一声「堕ろしてほしい」といい、それからもその一点張りだったそうである。

A子は古谷の意向を取り入れ、中絶を選んだという。だが、その後、交際を再開したそうだから、彼女も古谷を好いていたのだろう。

だが、昨年9月、古谷と喧嘩し、それから会っていないという。

文春の直撃に、古谷は彼女のいい分をすべて認め、謝罪している。何やら清々しいほどだ。

――A子さんと四年半不倫関係にあったのは事実?

「間違いありません」

――二一年三月、A子さんが妊娠した際「中絶してほしい」といった?

「事実です」

――「本当に俺の子?」とも発言した?

「そう言ったかもしれません。でも自分にも思い当たる節があり、病院にも付き添いましたし、費用と慰謝料的なものも支払った」

――二人の関係ではセックスに大きなウエイトが?

「そうですよね。彼女のおかげで『自分はまだ男なんだ』と自信を持たせてもらいました」

――家族は知っている?

「(取材前に)全部話しました。家内は『本当に愚か、浅はかだ。もう恥晒して生きていこう』と。家内から娘には伝わったみたいで『パパの味方だから』と」

頷けるところもある。もはや名探偵や勇者の声はできないだろう。老いた声優は悔恨の情を抱えて寂しく表舞台から消えていく。人生だな!(文中一部敬称略)

【巻末付録】
まずは現代から。

「田中美久 カバーガールは大人いろ」。この一本だけ。潔いというかなんというか……。

お次はポスト。

「俺たちを滾らせた! GOROの時代」。たしかにあった、GOROの時代が。お世話になりました。

「GORO 創刊50周年記念 12人のSEXY素肌」。新藤恵美、長谷直美か。懐かしいな。

袋とじ「小島可奈子 16年ぶりのヘアヌード」。袋とじ「2024年上半期 エロスほとばしるヌード傑作選」

「危ない谷間 永尾まりや」「岡本杷奈 花ざかりボディ」

とまあ、両誌の違いは歴然。それにしてもGOROは青春遺産といってもいいだろう。あの頃に帰りたい!

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