道が調査結果公表 長谷川氏の言動 幹部23人「威圧的」

自民党の長谷川岳参議院議員が、道幹部らに過度な叱責を繰り返していた問題で、道はきょう、幹部らに聞き取った調査の結果を公表しました。3割以上が威圧的と感じていました。

公表された調査結果によると、対象の次長級以上のうち3割以上の23人が、長谷川議員の言動を威圧的と感じていました。このうち15人が面談などの場で直接威圧的と感じ、8人は同席者に対する言動が威圧的と感じたということです。

道の担当者「意見の相違がある場合に叱責を受けたなどと聞いている。庁外からのハラスメント的言動などに組織的に対応していく」。

長谷川議員をめぐってはきのう、開催予定のシンポジウムに対して中止の圧力をかけた疑いも浮上しました。自民党道連は今月、道議会の会派に所属する53人を対象に、長谷川議員から威圧的な言動を受けたかどうか聞き取りました。うち1人が、経済人らでつくる団体が札幌でおととし開催予定だった丘珠空港に関するシンポジウムについて、直前に長谷川議員から関係者に中止するよう圧力があったと証言しました。このシンポジウムは開かれませんでした。

長谷川議員は「国の予算編成に近い時期なので、開催時期を改めてほしいとは伝えた。道議とは丘珠空港の件でやりとりしたことはない」としています。

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