「名人」初防衛の藤井聡太八冠 紋別で「食事や温泉楽しむことができた」 勝負めしの店にはさっそく客が

藤井聡太八冠:「内容的にも、苦しい将棋も少なからずあったので、その中でなんとか結果を出すことができほっとした」。

決戦から一夜明け、会見に応じた将棋の藤井聡太八冠。紋別市を舞台に、豊島九段が藤井八冠に挑んだ将棋の「名人戦」七番勝負の第5局。27日午後8時前、藤井八冠が99手で豊島九段に勝利し、初の「名人」防衛を果たしました。

藤井八冠:「展開における形勢判断であったり、課題も残ったのかなと思っています」。

名人戦の勝利後、すぐに次への課題を口にした藤井八冠。紋別でも多くの注目を集めました。

藤井八冠:「食事やおやつであったり、温泉ですとか楽しむことができましたし、改めて訪れてみたいと感じるころばかりだった」。

藤井八冠が27日の勝負めしに選んだのは、紋別市内にある「カフェレストランKADO」が作った「勝負師のホタテカレー麻婆豆腐丼」。麻婆豆腐をベースに、オリジナルのカレースパイスを加え、紋別産のホタテフライもついた豪華な一皿です。

富永誌衣那記者:「いただきます。玉ねぎもいっぱい入っていて、甘めになっている。食べ進めるとサンショウのしびれるような辛さもあって、おいしいです」。

藤井八冠が勝負めしに選んだということで、早速食べに来たという人も。

客:「勝負めしのガイドブックを見て。ここおいしそうだなと思って来ようと思っていたんですけど、たまたま昨日(藤井八冠が)召し上がられていて、より行きたくなって来ちゃいました」。

カフェレストランKADO・村上俊さん:「うれしいという気持ちと、光栄だなという気持ち。これを通じて、紋別の観光につながればと思う」。

紋別での決戦を終えた藤井八冠。3日後には、1勝2敗で迎える「叡王戦」五番勝負の第4局に臨みます。

藤井八冠:「苦しい状況になってしまっていますけれど、変わらずに全力を尽くしたいと思っています。今日からは叡王戦に向けて考えていきたい」。

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